
営業向きとはいったいどんなものだろう。
「それがわかれば苦労はない!」という声が殺到しそうだが、実際として、ここに明確な答えが存在する。
簡単に売上を挙げる、その重要なカギは「後天的に身につける性格」にある。
「営業職に自分は向いているのだろうか」と悩むのも良いが、売れる営業の適正に”合わない部分”を後天的に身につけるだけでよい。
つまり営業向きか否かの適性チェックを確認したあとに、改善して磨けば「雪だるま式」に営業成績は右肩上がりにあがるだろう。
ぜひ自分は営業向きなのかどうかより、「営業向きの性格はどのようなものなのか」を見ながら読み進めていただきたい。
Contents
営業向き適正ベスト9!
営業向き適性ベスト9!
営業職の向き不向きの大多数は性格に起因する。
例えば学生時代の宿題をギリギリで仕上げる人と、休みの初日から宿題に取り掛かる人がいるとすれば、営業向きなのは「後者」である。
つまり営業には「適性」が存在し、その適正さえ分かればあとは模範解答に準ずるだけである。
プライベートまで営業向きの性格に寄せる必要はないが、お客様との商談中だけは自らの性格を曲げてまで矯正する必要がある。
ぜひ営業向きか否かをチェックして改善して欲しい。
ちなみに60ヵ月連続グループNo1の成績を収めた私は”ほぼ適正外”であった。
それでは安心して読み進めていただきたい。
話に”間を作らない人”は営業向き
営業向きの人は話に間を作らないように意識して話している。
自分の得意分野の話の時は熱弁するが、不得意な分野のとき”間ができる”営業は売れにくい。
つまり「どんな話題でもお客様の話についていける営業マン」が営業向きである。
「そんなに引き出しがないよ…」や「不得意分野を勉強するのも苦手だよ」と呟く人に吉報な記事がある。
雑談のプロから”間を作らないトーク術”を学んでほしい。
「おすすめ力」が営業向き
自分が好きな映画やスポーツ、漫画やエステなどを他人におすすめする力は営業向きである。
「これスゴイいい!」と思ったものを”みんなにも知ってほしい”というgiveの精神がある営業マンは売れていく。
つまり少しでも相手のためになりそうなことを提案できる人は好感を持ってもらいやすい。
度が過ぎたお節介は迷惑だが、giveの精神は営業に欠かせない重要なファクターである。
ちなみにgiveの精神を持つ人でも成績が出せない営業マンがいる。
理由はシンプルで「プレゼン力」が極めて弱いのが原因。
営業テクニックで十分補えるので、安心して「プレゼン力」を学んで頂きたい。
営業は後天的に身につけられる技術である。
素直に真似できるのが営業向き
営業の勉強もせずに、わけのわからない自分流を貫き通そうとする営業マンは営業向きではない。
営業は天性の才能など関係ない。
後天的に努力して身につけられるものである。
ではなぜ売れる営業マンと売れない営業マンが存在するのだろうか。
答えはシンプルで「デキる営業マンを真似しないから」だ。
特に同期が成績を挙げ始めると、嫉妬心に駆られて”素直に聞けない”のが売れない原因。
つまり売れないプライドより、聞けないプライドの方が勝ってしまうのだ。
営業向きの人は聞けないプライドを捨てて、売れる道を選ぶ。
なぜなら「聞かない」より、「売れない」ほうがプライドは傷つくからである。
プライドの在り方を今一度、確認していただきたい。
真似したおかげでトップ営業マンになれた実話である。
大人の挨拶ができる人は営業向き
あなたは本当の大人の挨拶を知っているだろうか。
初対面でお客様に名刺をお渡しするときに下記のような間違いをしていないだろうか。
「はじめまして。○○会社の田中です」はOUTである。
営業向きの男性や女性を見ていると、上記のような挨拶はしない。
必ずフルネームでゆっくりと丁寧にあいさつをする。
「初めまして。○○株式会社の田中太郎と申します。」
たったこれだけで受け手のイメージは180度かわる。
営業向きなセールスパーソンは「忘れられない大人の挨拶」を心掛けている。
第一印象を制する者は営業を制する。
人間力が必要と考えない人は営業向き
約1,000名以上の営業マンと接してきたが、その中でも売れる人と売れない人は明確に分かれていた。
特に新人営業マン時代に顕著にあらわれていた。
というのも「営業の勉強をせずに、人間力を磨くことに躍起になっている営業はパタリと売れなかった」のだ。
「いいひと」=「売れる人」と勘違いしてしまい、御用聞き営業に徹してしまう人が沢山いた。
反対に「人間力より営業スキルや営業テクニックのほうが大切だ」と叫ぶ人は売れていった。
つまりきちんと営業の勉強をせずに、世間が求めるいいヒトになろうとするのは間違いということ。
人間力というのは、営業スキルや実績を磨いていくうちに「自然と磨かれていくもの」である。
その事実を受け入れて、あなたは最短で結果を叩き出してほしい。
結果を出す過程で人間力は磨かれる。
自分のモノサシを捨てられる人は営業向き
例えば一億円の借金を抱えている人を見て「大変そうだな」と思う営業マンは営業向きではない。
一億円の借金を抱えても人生を謳歌している人もいるし、100万円の借金で人生どん底という人もいる。
つまり自分の価値観で勝手に相手を測ってはいけないということだ。
一億円の土地を安いと思うお客様もいれば、一億円なんて高すぎると思うお客様もいる。
相手を見ずに自分のモノサシでお客様を判断すると100%売れない。
営業向きな性格は”常に相手目線”であること。
この目線を持つことで1,000万円でも1億円の商品でも売れるのだ。
選ばれる営業マンになるコツが満載の記事である。
自分は営業に不向きと思うのが営業向き
「自分は営業に向いていない」と言う人見知りさんの方が、結果として成績を叩き出している。
なぜなら常に出来ていない自分を客観視できるため、成長に貪欲だからだ。
反対に最大瞬間風速はスゴイが、長く業界で活躍できない営業マンは「自分は営業向きだ!」と勘違いをしている。
この手のタイプは出来ない自分が許せずに自滅していくパターンが殆どである。
もちろん、中には圧倒的な勘違いを武器に昇り龍のように突き抜ける営業マンもいる。
例外中の例外であって、売れる営業マンの99%は謙虚で真面目な人が多い。
自分のことを客観視ができる営業マンは営業向きである。
自信がない営業マンが読むべき記事内容。
サボれる営業マンは営業向き
デキる営業マンはサボれる営業マンである。
サボると言っても公園のベンチで携帯をポチポチしてゲームをするのは論外。
つまり何が言いたいのかというと、売れるために楽しくサボれる営業マンが強いのだ。
自分の中でマイルールを設ける営業マンは営業向き。
たとえば「今日は調子乗らないな…」と思ったら仮眠して復活する。風邪気味だなと思えば早めに帰宅して回復に努める。
お客様の前だけは100%完璧な状態でいられる工夫をしていたのだ。
カラダを無理して、体調が絶不調のなかでお客様と会っても上手くいくはずがない。
それなら会わない方がいい。
カラダに鞭を打って休まない美学を持つと、営業人生の先は長くない。
ぜひこれからは真面目にサボっていただきたい。
より具体的に真面目にサボる方法を書きまとめた。
嘘をつける営業マンが営業向き
嘘をつける営業マンが営業向きである。
例えばぽっちゃり体系の人から「少し太っているかな?」と聞かれて「そうだね。少し太ったかもね」と言ってしまうのはテロである。
極端な例だったが、営業の現場でも本音を言えばいい場面ばかりではない。
お客様の要望が叶いそうにない瞬間を悟った結果、「できません」と言ってはゲームオーバーである。
「可能性はあります。頑張ってみましょう!」と言うのが正解。
ただお客様によっては「できません」と嘘をつかずにストレートに伝えた方がいい場面もある。
つまり営業の現場では「失敗する嘘」と「次に繋がる嘘」が分かれている。
その微妙な違いを徹底的に学んで、使いこなしていただきたい。
失敗しない嘘はトップ営業マンの十八番である。
まとめ:営業向きは後天的に作られるものである
営業は大変なイメージがあるし、天性の才能の持ち主だけが活躍できる場所だと思われがちである。
本当にそんなことはなくて、営業に対する考え方さえ身に付けば、お客様の感動を目の前で味わえる最高の仕事。
ただ誰もが上手くいかないと自分の才能に目を向けて暗闇に入っていく。
営業はスポーツと同じで、何度も壁にぶつかって正しいフォームを身につけていく職業。
決して我流で行うスポーツではない。
私のような営業不適合者でも活躍できるのだから、学びさえすれば活躍できる。
私の経験を通じて感じてきたリアルな営業の感想を180記事(現在)でまとめている。
ぜひ参考にしてみてほしい。
【追伸】
現役営業マンが書くブログは世の中に少ないので、リアルタイムで見れるのが最大の特徴である。