営業必見!革靴の寿命を延ばす5つの方法とは?
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営業は足元の革靴が命である。

 

革靴が汚ければ顧客の信用を落とす。

寿命がとっくに切れている革靴は、顧客に杜撰なイメージを与えてしまう。

 

つまり営業にとって、革靴は第一印象を決めると言っても過言ではない。

 

その大切な革靴の寿命を延ばし、愛着の湧く革靴と共に素敵な営業をして頂きたい。

 

その為に本章では、下記の問題を解決する為に話していこうと思う。

・革靴の寿命を延ばす5つの方法

・革靴の知識(製法やマメ知識)

 

コストをかけずに大切に革靴を扱ってほしい。

革靴の寿命を延ばす5つの方法を用いれば、安い靴でも長持ちする。

 

お洒落は足元から。

売れる営業マンは足元から、である。

 

営業必見!革靴の寿命を延ばす5つの方法

簡単に革靴の寿命を延ばす5つの方法

革靴の寿命を延ばす方法は、とても簡単でシンプルである。

寿命を延ばすコツは「一度に大きな手入れをするのではなく、毎日1分のお手入れが大切」なのだ。

 

難しいテクニックをここでご紹介しようとは思わない。

そもそも難しいテクニックなど、革靴には存在しない。

 

営業マンなら毎日、全体重を支えてくれる革靴に感謝して、1分間だけで良いから労わってあげてほしい。

 

その気持ちが一番、革靴の寿命を延ばすコツである。

 

革靴の寿命を長くするコツ1:シューキーパーを持つ

営業ならば、シューキーパーを1足に1つ持つべきである。

1日歩き回った営業マンの靴は足から出た水分がたっぷり染み込んでいる。

その靴の中の水分を取るのが、シューキーパーの役割。

 

もう1つ大切な役割がある。

営業が毎日革靴を履いていると、”革靴が型崩れ”してしまう。

その型崩れ防止のために使われるのが本来の役割である。

 

そもそもシューキーパーはご存知だろうか。

シューキーパーとは、この木で作られた靴の骨みたいなものである。

 

この木製のシューキーパーが、革靴の寿命をグンッと長くさせる秘訣である。

 

営業のあなた!ポイントはサイズ選び

革靴に入れるシューキーパーを選ぶ際に大切なのは、サイズが合っているか否かである。

革靴にシューキーパーを入れる目的は、「型崩れ防止」なので革靴に合っていなければ意味がない。

私の経験上、シューキーパーのサイズは”ある程度幅を持たせて作られている”のが現状。ネットでサッと買うのも良いが、やはり営業マン自身の靴にサイズがマッチしているかを確かめてから、購入しよう。

 

革靴の湿気を取るのは、木製に限る

木製の商品とプラスチック製品があるが、やはり木製の商品を選ぶべきである。

 

型崩れだけを考えるなら、プラスチック製品でも良い。

だが営業は外回りが多く、革靴を1日中履いているケースも多い。

やはり革靴内の湿気が気になる。湿気は雑菌を増やし、臭いの元にもなる。

 

営業が革靴を脱いで、お客様のご自宅にあがる際に、臭いが発生したら堪ったものではないだろう。

 

だからこそ、1,500円高くても木製の商品を購入するべきなのだ。

※プラスチック1,000円前後、木製2,500円前後。

 

革靴の寿命を長くするコツ2:革靴のソールに水分を!

レザーソールに限った話だが、革靴の地面を踏む側のソール部分に潤いを与えてほしい。

なぜなら革靴の裏側は、時間が経つと水分や油分が抜けて乾燥する。

乾燥が進むと、ソール部分が脆くなり、摩耗してしまう。

 

歩いた際の「コツッ、コツっ!」と言った足音が乾燥しきった合図である。

 

革靴は目に見えない部分に気を配るからこそ、革靴の寿命が延びる。

ぜひ、革靴の裏側部分に潤いを与える「ソールモイスチャライザー」を使用して頂きたい。

1,500円前後でアマゾンで売っている潤いを与える商品。

レザーソールの寿命を長持ちさせて、しなやかさを取り戻す。

ぜひ、一度使用してみてほしい。

 

営業に欠かせないソールモイスチャライザーの使い方

簡単に4つの工程を説明していく。

 

営業にして欲しい工程1:まず革靴を裏返しにする。

営業にして欲しい工程2:ゴミやホコリをタワシでブラッシング。

営業にして欲しい工程3:水汚れを革靴用クリーナーで除去。

営業にして欲しい工程4:ブラシに付けたソールモイスチャライザーをソールへ塗り込む。

 

この工程で革靴の寿命を長持ちさせることができる

消耗する部分を「いかに労わるか」が長持ちの秘訣である。

 

革靴の寿命を長くするコツ3:つま先にトゥスチールをつける

トゥスチールの存在を知っている人は少ない。

簡単に説明させて頂きたい。

トゥスチールとは、革靴の靴底のつま先部分に貼り付ける金属製の補強部品を指す。メリットは革靴のつま先が削れるのを防止する役割を果たす。

 

革靴を履くと、つま先とカカトが一番削れやすい。

高い靴を買った際には、早めに取り付けるのをオススメする。

 

革靴の寿命を長持ちさせるトゥスチールのデメリット

デメリットの話も取り上げたい。

大きく3つある。

1.歩く時に音がする。

2.取付費用が掛かる。

3.職人不足。

 

個人的には1をデメリットと思っていないのだが、気になる方はやめた方がいい。

2の取り付け費用に関しては、革靴の寿命を長持ちさせる為の初期費用として割り切れるなら、つけることをオススメする。

※費用は3,000~5,000円前後。

3の職人不足というのは、トゥスチールを依頼する人が近年少ない。

その為、部品がお店にない場合もある。

 

個人的には出来るお店を見つけてまですべきだと思っている。

なぜなら需要が少なければ少ないほど、希少性が生まれる。

個人的にはオススメだ。

 

革靴の寿命を長くするコツ4:革靴本体にクリームを塗る

革靴の裏側を説明してきたが、目に見える表側の話もしていきたい。

外歩きが多い営業が、革靴の寿命を長持ちさせるにはクリームを塗らなければいけない。クリームを塗らないと、革靴の革はどんどん乾燥して、ひび割れを起こしてしまう。

ひび割れを放置すると、そこから水も染み込んでくる。

革靴を愛する人間ならば、一瞬で「この営業は革靴を手入れしない人なんだな!」と思ってしまう。

 

だからこそ、革靴の寿命がくるまで綺麗に履き続けるには、革靴にクリームを塗って、栄養を与えてほしいのだ。

 

営業必見!革靴の正しいお手入れ方法とは?

毎日履く営業の靴。

革靴の寿命を長持ちさせたいなら、下記の商品を揃えよう。

・専用ブラシ

・クリーナー

・柔らかい布切れ

・クリーナー

・クリーム

※3,000円前後でセットで揃えられる。

 

営業の革靴の寿命を長持ちさせる6ステップ。

1.まずはブラシで表面のホコリを落とす。

2.革靴に付着している細かな汚れをクリーナーと布切れを使って拭き取る。

3.布切れが汚れたら、綺麗な部分にクリーナーをつけて、再度綺麗に拭き取る。

4.次はツヤ感を出すクリームを用意する。クリームの色は靴の色と同系色。

5.いざクリームを小さいブラシに、サクランボくらい量をつけて、カカトからつま先まで全体に伸ばしていく。

6.最後に余分なクリームを落とす為に、豚毛ブラシでこすってムラをなくしていく。

 

この作業は2週間に1回程度で問題ないが、極端に汚れた場合はその限りではない。

私は小まめにこの靴磨きを使っている。

500円くらいで買える簡単革靴磨き道具。

靴が磨けない営業の就業時間内に愛用している商品である。

ぜひ営業の商談前にサッと使ってみてほしい。

 

革靴の寿命を長くするコツ5:革靴を履く際は靴ベラを使おう

今までは革靴のお手入れについて話してきたが、5つ目は革靴の寿命を延ばす予防の話である。

 

どんなに革靴の手入れをしても、カカトを踏んで革靴を履いたら一発で今までの苦労が水の泡と化してしまう。

 

人差し指を革靴とカカトの間に入れて履く行為や、つま先を地面に叩きつけて履いた瞬間に革靴の型が崩れてしまう。

ぜひ靴を履く際は、靴ベラを使用して履く習慣を身に付けてほしい。

 

追加:営業は3足の靴をローテンションしよう

毎日履き続ける革靴を2足で回すのはやめよう。

シューキーパーを入れて最低2日は革靴を乾かしてあげよう。

 

1日履くと、コップ一杯分くらいの汗をかくそうだ。

その湿気を取るのに、シューキーパーを入れても2日ほどかかる。

 

つまり最低3足以上は革靴を常備して、ローテンションして使って欲しい。

革靴の寿命が長持ちする簡単なコツである。

 

営業なら知っておこう!革靴の製法知識とは?

意外と知らない!?3つの製法が革靴にはある

営業ならば革靴の製法も少しは知識として覚えておきたいところ。

なぜなら「革靴に興味を持っているお客様と出逢った時に、雑談ができる程度まで話すことができるから」である。

 

営業トークばかり磨いて雑談がからきしだとお話にならない。

もし営業トーク以外の雑談が苦手なら、こちらを参考にしてみてほしい。

雑談力が上がった上で、革靴の製法を話せると”お客様との距離はグッと近くなるだろう。

 

それでは革靴の製法を見ていこう。

 

革靴の作り方1:グッドイヤー・ウェルト製法

グッドイヤー・ウェルト製法とは、革靴の外側に飛び出ているソールと革靴本体が”がっちりと固定するように縫われている”製法のことを指す。

 

メリットは、川底のソールの交換可能回数が多く、最も寿命が長いと言われる製法である。※10年以上履ける革靴と言われている。

出し縫い糸が一番分かりやすく製法を判断できる。

ただ飾りで縫い目がついている場合もあるので、注意が必要。

 

イギリスで発展した製法である。

 

革靴の作り方2:マッケイ製法

マッケイ製法の特徴は、アウトソールをインソールに直接縫い付けている点にある。

マッケイ製法は、グッドイヤー・ウェルト製法の次に寿命が長い製法である。

ソールは1,2回交換が可能で、5年前後履けると言われている。

 

イタリアで発展した製法である。

 

革靴作り方3:セメント製法

セメント製法とは、ソールに強力な接着剤で固定する製法である。

一番安価だが、ソールの交換ができない。

つまり一度すり減ってしまうと交換ができない為、寿命は2年前後。

その代わり、3つの中で一番低価格な商品になる。

 

購入する革靴のまとめ

・グッドイヤー・ウェルト製法は高いが、一番寿命が長い。

・マッケイ製法は価格的には真ん中で、寿命もそこそこ長い。

・セメント製法は一番安いが、寿命が短い。

 

私がいつも履いている革靴は、グッドイヤー・ウェルト製法の革靴である。

マッケイ製法も個人的には良いと思う。

 

営業ならばマッケイ製法より、きちんと縫い合わせた革靴を履いて貰いたい。

 

売れる営業の方で、セメント製法の革靴を履いている営業マンに会ったことはない。

 

PS:営業は第一印象が一番大切である

革靴を気になる営業意識が高いあなた必見!

営業意識が高いからこそ、革靴の寿命を調べたと思う。

靴に意識が向く時点で売れる営業マンなのだろう。

もしかすると、これから売れる営業マンかも知れない。

 

そのあなたにぜひ読んで頂きたい身だしなみの記事がある。

この4つの中で1つ気になった記事を見て貰いたい。

革靴と合わせると、相乗効果がある記事。

 

明日から明るい営業活動に励んで頂きたい。

 

 

秀吉

現役トップセールスマンより

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