「陰で使えない営業マン」と言われて辛い…売れない毎日を吹き飛ばす方法

売れない営業マンは辛い。常に結果(数字)が求められる業界なので、売れなければ発言力もないうえに、周囲から「コイツまじで使えないな」という視線を感じてしまう。

このブログを書いている私自身も7ヶ月売上ゼロを叩き出し、「前職の新人王という肩書はウソなの?絶対にウソだよね?」という視線を感じて気が狂いそうだった。

ただ、8ヶ月後からは徐々に売れるようになり、今では某大手企業からインタビューを受けて、雑誌一面に取り上げられるまでになった。正直、考え方とコツさえ掴めば余裕で結果が出るのが営業職である。

それでは、「毎日の憂鬱の過ごし方」と「売上を上げるコツ」を話していくことにする。

売れない辛い時期を過ごす営業マンへ

売れない時期が続くと、他の営業マンから「給与泥棒」「会社のお荷物」と陰で言われている気がする。

実はそんなことはない。

もし”そういうくだらないこと”を言っている営業マンが存在するのなら、ソイツはゴミであり、売れている人間とは1ミリも思えない。

万が一、売れていたとしても「なにかの幸運がたまたま舞い込んだだけ」である。このあたりをもう少し詳しく話していきたいと思う。

売れないと「人間としての価値がない」と勘違いしてしまう

「売れない営業マンは、人間としての価値がない」

私自身、売れない辛い時期を過ごしたときに思ったことである。お客様から選ばれないと「自分の人格が否定されている気」がした。その状態で会社に戻る。すると、会社でも人格否定される。

「ほんとうに使えないな。センスないよ」

みたいな言葉を投げかけられると、”居場所”がなくなってしまう。お客様からも否定され、社内からも否定され…(おれって価値ゼロだな)みたいに思ってしまう。

実はそんなことなくて、”売れるルール”を知らないだけ。営業の先輩たちは売り方を知っているだけで、なにもたいした人間でもない(否定する言葉を投げかける先輩を指す)。

また、お客様から選ばれないと、人間性や人格が否定されているように感じるかもしれないが、それも大きな勘違いである。あなたも少し考えてみてほしい。ヤクルトのおばちゃんが「ヤクルトいりませんか?」という営業トークに対して、「なんだあのヤクルトのおばさん。人間として価値がないな」なんて思わないだろう?

ただ単に、ヤクルトを売りたい人と、ヤクルトを必要としない人が出会ってしまっただけの話である。

それを飛躍して、「断られた…オレは価値がない」というのは甚だおかしい。

売れない営業マンが知らない”売れるルール”とは

売れない営業マンは、売れるルールを知らないことが多い。極めてシンプルなのだが、営業マンの立場になるとこの部分を忘れがちになってしまう。

ちなみに、売れるルールとは「相手の求めるものを理解し、自社の商品やサービスを紹介すること」だ。

つまり、”欲しい人に欲しい商品を届ける”という思考がゴッソリ抜けている営業マンは売れないということである。

お客様から欲しいという声を引き出す前に「この商品はすごく良いんです。今一番売れている商品なんです」と言っても、相手はその商品に興味も関心もないので売れない。

買い手側だと、当たり前に思う話も、売り手側だと肩に力が入って迷子になってしまう。そうならないために、売れるルールをきちんと押さえたうえで営業活動してみてほしい。

また、そのルールを押さえたうえで、下記の営業テクニックを身につけると”爆発的に売れる”可能性がある。

私はこの営業テクニックを身につけたおかげで、60ヶ月連続売上No1を取ることができた。

売れない辛い時期の過ごし方とは

営業職の売れない時期は、自己嫌悪になりやすい。毎日が憂鬱だし、明日の出社も嫌だ。もっと言うと、休日の夜は「明日がこないでくれ。一生こないでほしい」と眠るのが嫌だった。

このように、生きた心地がしない毎日を送るときに、気をつけてほしいことがある。

「自暴自棄になり、人の足を引っ張ってはいけない」

これだけは守ってほしい。世の中には嫌な先輩もいるだろう。嫌な同期もいるだろう。ソイツらが他の売れない営業マンの悪口も言うだろう。そのときにどうか”一緒に悪口を言わない”でほしい。

そっちのダークサイド(ゴミクズ人間)落ちると、営業は絶対に売れない。なぜなら、社内で悪口を言う人間は、超高確率でお客様の悪口も言うからだ。

私の一次情報なのだが、そういう醜い営業マンは「お客様の接客時は上手に繕って、バックヤードではお客様をボロクソに言う」傾向がある。これをやってしまうと、一発でゲームオーバー。

お客様はバカではないので、(自分の悪口を言っているな)と高確率で気づく。もし気づかなかったとしても第六感が働き「なんかこの営業マン嫌だ」と直感で感じることが多い。

あなたも経験があるのではないだろうか。接客を受けて、「あ、このひと生理的に無理」みたいな。その人間の表情だったり、仕草だったり、なにか一つでも違和感を感じたため、あなたの全身の細胞が警報を鳴らしたのだ。

つまり売れないからといって、売れない者同士で群れてはいけないということである。その売れない思考をインストールしてしまうと、本当にアンイストールするのが大変。

ぜひ、売れない辛い時期だとしても、人の悪口を言わずに淡々とお客様のためになることを模索してほしい。

ちなみに売れない辛い時期の具体的な過ごし方をまとめた記事がある。売れない時期に「これは絶対やってはいけない」や「これは絶対やってほしい」ことを書いたので、見てほしい。

最後に|売れない辛い時期はやがて笑い話になる

今、現在進行系で売れない時期を過ごしている営業マンに、こんなことを言うのもどうかと思うが、言わせてほしい。

「あなたの売れない辛い時期は、いずれ大切な資産になる」

世の中には、始めから苦労せずに売ることができる営業マンもいる。1000人以上の営業マンを見てきた私が感じるのは、その手のタイプは「一生プレイヤーで終わる可能性が高い」。

なぜなら、売れない経験がないため、”売れない人の気持がわからない”からだ。

あなたも30歳にもなれば、部下の一人や二人は下につく。そのときに売れない時期を過ごした営業マンは、同じく売れない時期を過ごす営業マンの気持ちがわかる。これがマネージメントに最も必要な部分である。

逆に苦労せずに売れてしまった営業マンは、「なんで売れないの」「え?こんなこともわからないの?」と激詰めしてしまう。結果、マネージメントが上手く行かずにプレイヤーで人生が終わってしまう。

これはスポーツの世界でも同じ。一流のプレイヤーが一流のコーチになれるかというと、それは別問題である。

苦労を重ねた分だけ、人の気持ちが分かるようになるし、売れない部下を見守ってあげることもできる。目先の営業活動だけに焦点を当てると、ここまでの考え方にはならない。

現に私自身、会社役員になってから気づいたことなので、このブログはあなたの「営業の予習ノート」として使ってほしい。数々の辛い経験をしてきた私の一次情報が他の記事にも書いてある。

ぜひ、他のブログも見て、勇気をもらって帰っていただきたい。

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