
優秀な営業マンの共通点は、常に目の前の相手から『忘れられないように』を念頭に置いて営業活動を営んでいる。
どんなに優しくて、丁寧な営業マンだったとしても、相手の頭の中に印象付けられなければ思い出してもらえない。
ただの良い人が売れない原因はここにある。
優秀な営業マンに共通している点は、「ただの良い人では終わらない」という考え方だ。
良い人で終わるくらいなら、強烈に印象付けた方がいいし、一生覚えてもらうほどのインパクトを与えた方がいい。
だが理想は突飛なことをせずに、相手に覚えてもらうのが最も副作用が少ない営業活動である。
本章の前半は第一印象に特化した営業マンの話。
後半は優秀な営業マンの共通点を列挙していきたいと思う。
優秀な営業マンの共通点さえ分かれば、あとはそっくりそのまま真似するだけだ。
私は売れる営業マンの共通点を知れたおかげで、60ヵ月連続GroupNo1を取り続けることができた。
どんな不況な時代でも物を売り続けた実績のノウハウを盗み取って頂きたい。
暗い世の中に光をもたらす営業マンであってほしい。
Contents
優秀な営業マンの共通点|き、着物で営業!?
優秀な営業マンの共通点は『第一印象に命』を懸ける
第一印象の大切さを説いてきたが、先日突き抜けた印象を与える営業マンにお会いした。
元リク〇ート出身の現在上場企業の営業コンサルしている営業マンと、仕事で話す機会があった。100%スーツだという固定概念があり、会社のインターホンが鳴って迎え出ると「なんとその営業マンは着物を着ていた」のだ。
あまりの衝撃に0.1秒言葉を失いながらも席へ招いた。
もちろん「なぜ着物を着ているのか?」を私は尋ねたが、その返答に深く頷いてしまった。
『私は3年~5年かけて売れる商品を扱っています。今すぐポンッとご契約頂く商品ではございません。だからこそ顧客に一発で覚えてもらわなければお電話も鳴りません。」
深く頷けてしまった。
やはり優秀な営業マンの共通点とは「顧客の記憶に根付く印象」を与えることなのだと改めて認識した。
着物を着る理由|優秀な営業マンの共通点
着物を着る男性営業マンに会ったのは人生で初めてだった。
深く聞いていくと全国を飛び回っている為、一人の顧客と年に数回会って商談できればいい方だと言う。
その為、会わない期間が長い為「誰だったけ?現象」が頻発して苦肉の策に着物を選んだそうだ。
それ以降、「誰だったけ?」と言われる確率がグンッと減って、「着物の人ね!」という好スタートを切るキッカケを手に入れたという。
全ての営業職にこの手法が合うとは限らないが、優秀な営業マンは常に自分の見られ方を意識しているという共通点が伺えた。
同じく私も着物を着て営業する勇気はないが、相手の頭に残る方法を考え尽くして実践している。
「いい人だね」で終わる営業ほど残酷なものはないのを身を以て知っている為、私は誰でも出来る簡単なテクニックをあなたにご紹介する。
優秀な営業マンの共通点は『自分の名前をフルネーム』で話すという手法が分かっただろう。
これで着物で営業する必要はない。
優秀な営業マンの3つの共通点とは?
優秀な営業マンの3つの共通点
優秀な営業マンの共通点は「とにかく顧客に嫌われない」という点だ。
その上、顧客が経営者あるいは個人事業主だった場合に一発で嫌われるセリフがある。
「それは無理だと思います!」である。
発言した瞬間、あなたは100%嫌われて、ほぼ確実に干される。無理難題を克服し続けた経営者に『できない理由』を言うのはご法度である。「無理」という言葉は、経営者達には悪魔の呪文と思っている。
あなたの口癖になっていないだろうか。
顧客が経営者に限らず、優秀な営業マンの共通点は「出来ない理由」を言うのではなく、「出来る理由を探す」人を指すのだ。
今日から無理難題を振られても、グッと堪えて出来る理由を探してみよう。
「辞める覚悟がある」のが優秀な営業マンの共通点
いつでも会社を辞める覚悟がある。 優秀な営業マンの共通点である。
優秀な営業マンは会社に感謝はすれど、決して会社にぶら下がることはしない。
何か理不尽な行為をされた瞬間には、すぐにでも辞める覚悟がある。
つまり『いつ辞めても生きていけるように常日頃から実力を蓄えている』のだ。
さらなる真実をお伝えすると、トップ5%の優秀な営業マンの共通点は「本来、個人事業主でもやっていける力があるのにも関わらず、会社の理念に共感して働いている点」にある。だからこそ、理不尽な行為をされた瞬間に辞める覚悟があるのだ。
覚悟がある優秀な営業マンに共通して言えるのは「責任感」があるという点。
あなたもコツコツ実力という爪を研ぎ、いち早くプロの覚悟を持って頂きたい。
優秀な営業マンの共通点は「ボールペン」にある
もちろん優秀な営業マンの共通点は身だしなみが極めて清潔感に溢れている点にある。
だが優秀な営業マンは持っている細部の持ち物にまでこだわるのだ。
特に自分が持っていて、相手が使う物に対しては恐ろしいほど注意を払う。
例えば大事な契約をする際に、4色ボールペンを出されたらどうだろうか。
私は少し冷めてしまう。 高級車を買いに行った際に、契約時に4色ボールペンを出されると書きたい気持ちになれなくなる。
つまり顧客が使うであろうモノに執着を持ち、細部に気を遣ってこそ優秀な営業マンといえる。
私が100円のボールペンからモンブランのボールペンに変えた恩恵は計り知れない。
5年間で23憶円生み出すきっかけになったのは、ボールペンといっても過言ではない。詳しくはこちらの記事にまとめておいた。
私も優秀な営業マンの思考を真似しただけで、売上が一変した。
PS:人脈の共通点!優秀な営業マンは人脈の断捨離を行う
【共通点】優秀な営業マンこそ、人脈の断捨離をする
最後なので、本音をあなたにぶつけたいと思う。
『今の人脈を捨てろ。 なぜ冴えない営業人生を歩むことになるのか。 あなたの周りが冴えない連中ばかりだからである。自分自身で「あれ?なんか冴えないな」と思ったら、すかさず人脈の断捨離を行おう。私は24歳で総入れ替えした。結果、人生のステージが上がった。 今いる場所を抜け出そう。』
つまり優秀な営業マンは人生で一度は人脈の断捨離をおこなっている。
経営者の方達は経営者で集まっているように、優秀な営業マンは優秀な営業マン同士で集まっているのだ。
売れない営業マン同士で群れていても、「いつまで経っても売れない営業人生」しか待っていない。
最後のメッセージ
上記の事実を24歳で知れて、心底良かったと思っている。
最初は売れる優秀な営業集団の中に入るのは、怖くて恐れ多かったが「一度入ってしまえば何てことなかった」のが事実である。
本章のどの部分を採用するかは本人次第だが、私は人脈の断捨離が一番効果が高かった。
優秀な営業マンの共通点を知れたのも、優秀な営業マンの集団に入って分かったのである。
ぜひ優秀な営業マン達の共通点を理解し、行動に繋げて頂ければ幸いだ。
関連記事|優秀な営業マンの他の共通点とは?
教えたくなかった売れる営業マンの共通点である。
この4つは目を通すと『優秀な営業マンの共通点の本質』が理解できるだろう。