
営業マンが最も力を注ぐのはワイシャツである。
スーツは誰しもビシッと決めるが、お客様から普段見えにくいワイシャツは手を抜く営業マンが多い。
なぜ営業マンはワイシャツに手抜き気味になってしまうのだろうか。
スーツを購入するお店では、スーツの説明は詳しくされるが『ワイシャツの詳しい説明』はされないからだ。
もちろん一流のスーツ専門店では、トータルコーディネートをしてくれる。だが多くのお店ではワイシャツの詳しい説明までは聞かなければしてもらえない。
つまりワイシャツについてあなたが質問しなければ「体のサイズだけが合っているワイシャツ」を勧められて終わりなのだ。
だからこそ本章ではワイシャツの知識を備えて、カッコいい営業マンになるための『ワイシャツの選び方』をご紹介していく。
ぜひこれから営業マンになる方や、ワイシャツを検討する方に届いてほしい知識である。
ワイシャツは襟が大切!営業マンが知るべき襟の種類とは?
営業マンの第一印象はワイシャツの襟でキマる
ワイシャツ選びの基本は、襟にある。
サイズはスーツ店員が首周りから肩、袖口まで測ってくれる。だがアドバイスはそれ以上でもそれ以下でもない。
なぜなら営業マンのあなたがワイシャツに興味がないからである。
あなた自身もスーツにはこだわるが、ワイシャツは二の次と思っていないだろうか。
「気付くと似たようなワイシャツだらけ…」という状況がないよう、ワイシャツの襟の知識も備えて頂きたい。
その結果、スーツ専門店の店員とワイシャツの話で盛り上がることができる。
商品知識を得るというのは、店員と詳しく話せるということである。
新人営業マンならワイシャツの襟は『レギュラーカラー』
営業マンが最も着用しているレギュラーカラー。
店員に何も言わなければほぼ100%勧められるワイシャツである。
レギュラーと名前が付いている通り、ワイシャツの中でも最もポピュラーな襟型。
襟の折り返しと折り返しの間の角度が70~90度前後。
画像を見て頂いた通り襟の開く角度が狭いので、堅実な印象をお客様に与えれる。
またネクタイとの相性も抜群で、必ず持っておきたい定番のワイシャツである。
ちなみにネクタイの結び方はプレーンノットが相性抜群だ。
簡単にネクタイの結び方の基礎知識をまとめておいた。
新人営業マンはワイシャツはレギュラーカラー。
ネクタイは結び方はプレーンノットで決まりだ。
お洒落営業マンならワイシャツの襟は『ワイドカラー』
ワイシャツの襟の開き具合は「レギュラーカラーが70度から90度に対して、ワイドカラーは100度から140度」の開き方である。
特徴は肩幅のあるガッチリとした体形によく似合うワイシャツ。
お洒落な大人の雰囲気を醸し出せるワイシャツの1つである。
ネクタイはウィンザーノットで、ビシッときめたい。
※ネクタイの結び方は先ほどの記事で確認してほしい。
ノーネクタイを採用するなら『ボタンダウンワイシャツ』
上記2つのワイシャツに比べてカジュアルな立ち位置になるのが、ボタンダウンである。
もともとスポーツ競技をキッカケに生まれた為、ノーネクタイスタイルにも使えるワイシャツ。
念のため、カジュアルなワイシャツなので「目上の方や大事な取引先との商談」では避けるべきである。
ただボタンダウンシャツは糊をきかせていないため、襟が美しいロールを描くことも特徴なので私は意外と愛用している。
※稀にワイシャツのボタンを外している営業マンがいる。どんな時でもきちんと留めよう。
営業マン必見!知っておきたいワイシャツの基礎知識
営業マンなら首回りが合っているかを確認しよう
営業マンの首回りのサイズが合っていないと、ネクタイが綺麗に締められずに、だらしなく見えてしまう。
ワイシャツの首回りのサイズの目安は『首とワイシャツの間に指2本入る程度のゆとりを目安』に選んで頂きたい。
たったこれだけで、素敵にワイシャツが着れるだろう。
営業マンのワイシャツは袖丈が命
ワイシャツの袖丈はスーツを着たときに『ワイシャツがジャケットより1㎝見える』のが理想的な長さである。
ジャケットの方がワイシャツより長いと子供ぽく見える。
反対に見えすぎるのもバランスが悪い。
ぜひワイシャツの袖丈にも意識してみてほしい。
ワイシャツの袖丈を勉強した流れで「一番目につくスーツの着こなし術」も合わせてみて頂きたい。
売れる営業マンは身に付ける物にこだわりが強い。
営業マンが気にするワイシャツの素材とは?
綿100%のワイシャツを選んで頂きたい。
アイロンが不要な上、着用中もシワがつきにくいからお勧めである。
他に2点意識すると完璧だ。
・防汚加工(油汚れを落としやすくする)
・制菌加工(繊維状の菌の増殖を抑制)
この機能が備わったワイシャツを選ぶと独り暮らしの新人営業マンには便利である。
上級編!真夏は半袖ワイシャツに挑戦してみよう
真夏の40℃近い中、上下フルスーツ装備で営業しているのは暑苦しい。
もちろん職業にもよるが、私は多くの経営者から指摘を受けた。
「暑苦しいから、ネクタイ外してジャケット脱ぎなよ」
この言葉を受けてから、半袖ワイシャツに挑戦して売上を挙げ続けた。
多くの人は「営業マンの半袖ワイシャツはだらしない、きちんとしていない」と思うだろう。
私も同じように思っていたが、このワイシャツを知ってから意識が変わった。
やはり『商品知識を知っておく』ことがどれほど大切かを身に沁みた。
私は半袖ワイシャツ営業で年間粗利益1億円以上を叩き出している。
PS:営業マンに大切な身だしなみ
営業マンこそ細部を意識してほしい
本章のようにワイシャツの知識も必要。
他には革靴、ボールペン、ネクタイピンなど挙げればきりがない。
営業マンならば細部にこそ、こだわり抜いてほしいと思うが「全て一気に知るのは難しい」と思う。
だからこそこの中で1つ選んでみて欲しい。
ワイシャツと組み合わせると相乗効果がある記事である。
あなたの輝ける営業活動のキッカケになれば幸いだ。