誰とでも話が盛り上がる雑談力|最高のコミュニケーションとは

雑談力とは相手との円滑なコミュニケーションによって成り立つ。

学生時代の雑談は”ただただ”コミュニケーションを取っていれば成立した。

例え会話がすれ違っても指摘されることは少なかった。

 

だが大人の雑談は相手と話がすれ違っていたら「0点」であり、その先の成果には繋がらない。

 

もちろん気の許せる友人との雑談ならすれ違いコミュニケーションでも良いのかも知れないが、このブログを見ている人は「雑談力を用いてコミュニケーション能力を上げたい人」だろう。

例えば下記の悩みを抱えているはずだ。

 

「雑談で職場内のコミュニケーションを円滑に図りたい」

「お客様とコミュニケーションを取って何とか成約に結び付けたい」

「口下手な私でも雑談力を磨いて憧れのあの人のように振舞いたい」

 

私も全く同じ悩みを抱え込んでいた。

 

だが雑談力やコミュニケーションとはコツを掴めば『後天的に身につくもの』であって、生まれ持った才能に起因しないことが分かった。

 

「コミュニケーション能力がない」と言われ、毎日気が狂いそうになった私が「雑談上手!コミュニケーション能力たかいね!」と言われるようになったコツをお伝えしたい。

 

雑談力の前に「大人の雑談」って何?

雑談力の前に「大人の雑談」って何?

社会人になって必要なのは雑談力である。

雑談をただの雑に会話することだと思ったら大間違い。

 

雑談というのは誰とでもうまくコミュニケーションを取るための導入ツール。

 

学生時代と違い、自分の話したいことだけをペラペラ話し続けるのがコミュニケーションでもない。

「面白い話を雑談で繰り出すにはどうしよう」と悩む必要はない。

 

なぜなら社会人になって必要な雑談力とは「目的」を持って、コミュニケーションを取っていくことだからだ。

 

つまり面白可笑しく雑談をしてコミュニケーションを取る必要もない。

目的を達成するために必要なコミュニケーションを取るのが社会人の雑談なのだ。

 

雑談力はなぜ必要なのか

なぜ雑談力が必要なのかというと「相手が本音を話してくれない」からだ。

あなたは初対面の人や気心知れない人に本音を話すだろうか。

答えは「NO!」なはず。

社会人になると本音と建前が混在して生きていくことになる。

 

建前では良好な人間関係は作れない。だからこそ本音で話し合える人間関係を構築するのに雑談力を用いてコミュニケーションを図るのだ。

 

相手の胸襟を開くことができればビジネスもプライベートの人間関係も摩擦なく過ごすことができる。

そのためには正しい雑談力を学び、不快なコミュニケーションを避けるのが重要なのである。

 

雑談力に必要なコミュニケーションの基礎とは?

雑談力に必要なコミュニケーションの基礎はシンプル。

 

「相手の求めているものを咀嚼し、求めている答えを話す」

 

コミュニケーションに必要な基礎はこれだけである。

このポイントさえ押さえていれば「口下手」であっても、「コミュニケーションが苦手」であっても『この人、雑談力がある!』と勝手に勘違いしてくれる。

 

例えば下記の雑談例をみてほしい。

 

雑談力とはコミュニケーションが交わることに意味がある

早速、雑談の例をみていこう。

 

【雑談の例】

A:「今年はバリに行こうと思っているんだよね」

B:「私は去年行ったけど中心部はよかったけど、郊外は怖くて外に出られないよ」

 

この雑談で下記の点を意識して欲しい。

・Aはバリに行こうとしている

・Bは悪気なく自分の体験談を話している

 

つまり互いに自分が話したいことを互いに話す『会話の平行線』状態である。

 

その上、Aはバリを楽しみにしているかも知れないのに、Bはネガティブな情報を話している。

それでは一生2人の会話が交わることはない。

 

雑談力を用いた上手なコミュニケーションとは『双方のどちらかが寄り添う姿』にある。

 

つまりBの正解は「バリいいね。どうしてバリに行こうと思ったの?」と一言返すだけで、一瞬で会話が交わるのだ。

 

※会話の基礎を徹底解説した記事を簡単にまとめておいた。

雑談力を開花させるコミュニケーションのコツは『2つの会話の型』にある。

 

ビジネスで使える雑談力とコミュニケーション能力

ビジネスで使える雑談力とコミュニケーション能力

先ほどの雑談力を開花させるコミュニケーションのコツは『2つの会話の型』にあるの記事は『聞き手主導』の雑談力を取り上げた。

次は『話し手主導』の雑談力を用いたコミュニケーション術をお伝えしていきたい。

 

例えば下記の雑談ネタは古い・雑談NG。

・天気の雑談(いい天気ですね~)

・時事ネタ(コロナウイルスが~)

・政治ネタ(総理が~)

・野球ネタ(巨人が~)

 

この話題に触れることなくコミュニケーションを取るのが社会人の雑談である。

例えば相手が身に着けている物や反応する価値観を深堀りしてコミュニケーションを取っていくのがコツ。

 

【雑談の例】

「そのカフスカルティエですね!」

「え⁉スーツは本切羽ですね!オーダースーツは素敵です!」

「その靴、ベルルッティじゃないですか!」

 

話し手主導の雑談とは相手の身に着けているものから話題を広げていくこと。

この雑談の導入はコミュニケーションを取っていく上でとても大切である。

 

なぜなら受け手は『自分に興味を持ってくれている』と感じるからだ。

身に着けている本人は「好きでつけている」に違いない。

話題が弾まないわけがない。

 

仮に「妻から誕生日プレゼントでもらった」「友人から記念にもらった」なども次の話に繋げやすい。

 

ぜひ相手の持ち物に注力を注いで雑談をコントロールしていこう。

 

※ちなみに雑談のプロから学んだポイントをまとめておいた。

雑談のプロは『相手の持ち物のブランド知識』がなくても会話を弾ませることができる。

 

誰とでも話が盛り上がる雑談力|飛躍するコミュニケーション能力

盛り上がる雑談力を使いコミュニケーションを取ろう

盛り上がる雑談力の肝となる『3つのタイプ』がある。

 

1.共感

2.ためになる

3.笑える

 

この3つの型を意識して雑談ができればコミュニケーション力は爆発的にあがる。

 

今までご紹介したのは会話に寄り添う2つの雑談力、相手の物に注目する雑談力。

これから話していくのは『盛り上がる雑談力』である。

 

ぜひゆっくりと読み進めてほしい。

 

3つの会話の型をマスターしてコミュニケーション力を上げよう

盛り上がる雑談力には基本パターンが3つある。

早速、例をみていこう。

 

【共感雑談】

「えーー、私もジョニーデップの新作を観た!やっぱり最高だね」

→共通体験を見つけてテーマや物事について意見や感想をお互いに言い合う。

 

【ためになる雑談】

「え!?その言葉って、そういう意味だったんだね!!」

→相手が知らない事実や発見を提供する。

 

【笑える雑談】

「待って、それはありえないでしょ!!!(笑)」

→自虐や他人の面白い行動をネタにして少し大げさに提供する。

 

この3つのうち上2つさえマスターするだけでコミュニケーション力は上がる。

最後の「笑える雑談」は少し工夫と目指すべき師匠が必要である。

 

【共感雑談】コミュニケーションの基本

前半でご説明したとおり「相手が何を求めているのか」を察知して”合わせる”ことが大切。

詳しい記事も添付しているので内容は割愛する。

 

※共感するときは身振り手振りを意識してほしい。

 

【ためになる雑談】コミュニケーションの応用

相手が求めていない為になる話を提供するのはマウンティング行為に近い。

ここでのコミュニケーションのコツは「相手との会話で解決できなかった話題」について持ち帰って勉強する。

 

次にお会いする際に「実は先日、会話にあったあの件は○○らしいです!」と雑談を提供してあげるだけ。

 

他の書籍などは難しく書いて一冊の本にしているが、雑談の肝は『相手から勝手に宿題をもらうこと』なのだ。

この「勝手に」がポイント。

そこまで重要な話ではないが、その場で解決できなかった話題をメモして次あったときにぶつけるというシンプルな方法。

 

これはプライベートでもビジネスでも応用できるので、ぜひ試してほしい。

 

【笑える雑談力】コミュニケーションの極意

笑える雑談力~コミュニケーションの極意

面白いエピソードを相手に伝える際には大きく2つの要素がある。

 

1.雑談に取り上げるストーリー自体が面白い

2.そのストーリを話す人が面白い

 

後者の「その人が話す」のが面白いは非常に難易度が高い。

その要素を分析するだけで日が暮れてしまう。

 

だが前者の「雑談のストーリー自体が面白い」を選択すると、極端な話『誰が話しても面白い話』になる。

 

ここが非常に重要である。

当時、私は元来面白い人の話を真似ていたが、一つも盛り上がる雑談をすることができなかった。

だが「誰が話しても面白い雑談」を話すと、場がグッと盛り上がった。

 

つまり雑談力やコミュニケーション力とは『面白いネタのストックがあるか否か』にあったのだ。

 

そのネタの見つけ方をご紹介したい。

 

場が盛り上がる雑談力のネタの見つけ方

お笑いのサンドウィッチマンのハンバーガーネタは誰がコントしても面白いように、面白い雑談をするには『雑談するネタ』が大切なのだ。

このネタの見つけ方さえわかればコミュニケーション力は飛躍的にあがる。

 

【ネタの見つけ方】

▪自分が笑ったネタをメモする

▪お笑い芸人のひな壇トークをメモする

▪日常生活で見かけるおばさんをチェックする

 

この3つだけで場が盛り上がる雑談ができる。

芸人さんがネタ帳を常にカバンに仕込んでいるように「笑ったネタ」を書き写しておく。

 

それも『一言一句漏らさずに』だ。

 

笑える雑談の中には必ず肝となる「キーワード」が存在する。

そのキーワードが1つなかっただけで一気に萎えた話になるから注意。

 

参考にすべきコミュニケーション力が上がる芸人とは

私自身が参考している芸人さんは下記の御三方である。

 

▪島田紳助

▪ブラックマヨネーズ吉田

▪フットボールアワーの後藤

 

オールマイティーな話題を持つ島田紳助さん。

自虐ネタや世間へのひねくれた目線を持つブラマヨ吉田さん。

的確なツッコミと情景描写が上手いフット後藤さん。

 

この人たちを観察すると癖と『同じキーワード』を重複していることが分かる。

 

そのキーワードを見つけて会話に入れることで、雑談の場は一気に盛り上がる。

 

私の一次情報なので間違いない。

 

最後に:誰でも雑談力とコミュニケーション力を磨ける

誰でも雑談力とコミュニケーション力は磨ける

サッカーのルールを知らなければ試合に出られない。

ギターの弾き方が分からなければギターを演奏することはできない。

 

雑談やコミュニケーションも全く同じで『会話のルール』を知らなければ話せないのだ。

 

何の準備もなしに目的を持った雑談をしてみたり、誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力を発揮したりはできない。

もしそういう人がいるとすればごくごく一部の天才だろう。

そしてその人たちはこの雑談力やコミュニケーションのブログなど見ないだろう。

 

つまり何を言いたいかというと、99%の人たちはコミュニケーションに困り、雑談に困っているということ。

 

もし目の前に饒舌に話したりする人がいるのなら、陰で話す努力をした人達である。

会話とは勝手に身につくものではなく、ルールを知り、練習して磨くもの。

 

ぜひ本章をキッカケにコミュニケーションを勉強してみてほしい。

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