
ビジネスは減点方式。だからこそ、小さな失敗は許されない
あなたが失敗しない為には、まずは会社や業界の模範解答を知ってからがスタートだ。
模範解答を知らず、挑戦すると失敗続きの人生が待っている。
失敗するごとに、「私にはこの仕事、向いていないのかも知れない」と思うこともあるだろう。
失敗する原因は、徹底した基礎知識がないことが多い。
基礎がしっかり構築できないまま仕事をすると、あらゆるところで小さなミスが勃発するのである。
正直な話、私も当時は失敗続きだった。
学生の頃より、何十倍も社会人になってから失敗している。
それもそのはず、学生時代の勉学では失敗する度に模範解答を確認して、勉強していた。だが、社会人になってからはすっかり会社の模範解答の存在を忘れて、自分勝手に独学でやっていたからである。
ただ私が失敗続きで学んだのだが、ビジネスにおいて組織のあなたへの評価とは、1回のプチ成功より10回の小さな失敗の方が目に付くということだった。
なぜならビジネス社会は、”減点方式”で評価されているからだ。
例え単発で1回成功したとしても、小さな失敗が山積みだと評価されない。
まずは小さな失敗をなくした上で、挑戦しなければならない。
多くの人が小さな失敗を度外視して、一発大きいのを狙うから大失敗してしまう。
あなたは稼げないギャンブラーと一緒になってはいけない。
稼ぐギャンブラーは、一発逆転の手法を取らない。
損失を徹底的に抑えた上で、勝てる確率が1%でも多い方選んでいく。
少しでも負け始めたら、早い段階で損切りしてしまう。
ビジネス社会でも同じである。
失敗は出来うる限り回避し、小さな成功をコツコツ積み上げていくのだ。
この話をすると、すぐに”成功”に目を向けて走りだしてしまう人がいるが、まず大切なのは”失敗を少なく”することである。
失敗を極限まで少なくした上で、挑戦していくのだ。
その挑戦の仕方だと、成功した時に認められる確率が、グンッとあがる。
例え、足を引っ張ってくる卑しい人がいても、取る足がない。
その上で周囲が困った時に助けてあげると、周りはあなたにメロメロになってしまう。
ますます、あなたは評価され抜きん出ることが出来るだろう。
デキる人の真似をすることで、失敗は激減する
失敗を少なくする方法だが、あなたが働いている会社の中でデキる人を探すべきである。
そのデキる人の業務の仕方を真似するべきである。
書類のチェック方法、出張費の清算のまとめ方、挙げるとキリがないが日常の雑務の仕方を真似る。
その上で、上司へのプレゼンの仕方、業者との話のまとめ方、など対人関係スキル。
滞りなくできたのならば、次はデキるチームリーダーのプロジェクトを真似るべきだ。
その会社で良しとされている風潮を一日も早く知ることが大切であり、あなたの会社で上手くいっているやり方を真似してみて欲しいのだ。
それを無視して、最初から独自のやり方を貫くから失敗してしまう。
しっかりとした基礎を固めてから、何事も挑戦すべきである。
業界や会社のことを知り尽くした上で、あなたの本当の挑戦をして欲しい。
本当の挑戦をすると、あなたの喜怒哀楽が必ず激しくなる。
あなたの感情の起伏が激しくなる度、感性がどんどん鋭くなっていくことを感じれるだろう。
あなたのその一歩が、成功の足がけとなるだろう。
PS:反省するからこそ、失敗は少なくなる
失敗は成功の母というが、失敗続きでは成功などあり得ない。
失敗を活かすには、反省力が必要である。
反省力を身につけるには、本気で仕事に取り組まなければならない。
恋愛もそうだが、本気で好きな人に「あなたのココが嫌い」と言われたら、直すだろう。
もし、直す気持ちが沸かないのなら、本命の好きな人ではない。
仕事も全く一緒で、失敗すると「やばい。次は絶対に失敗出来ない!その為には…」と、行動するはずである。
反省力こそが、成功への道のりである。