『ウケる会話力』を鍛えるトレーニング術|相手を楽しませるコツ

会話力トレーニングをするだけで目の前の相手と良好な関係を築くことができる。

「なぜあの人の周りには人が集まって、私の周りには人が集まらないのだろう」という根本的な改善に繋がる。

 

つまり他人と良好な関係を築くためには会話によるコミュニケーションが必要不可欠。

 

多くの人が適当に会話をし、適当に話を終えるから良好な関係が長続きしない。

そこで本章は会話力のトレーニングに合わせて「ウケる会話力」の解説もしていきたい。

 

結果として、人たらしの天才と呼ばれ「みんなからモテる」関係性を築くことができるだろう。

 

先天的なトーク技術や才能がなくとも全く問題はない。

なぜなら会話力とは後天的に身につけていくものだから。

 

正しい会話力のトレーニング方法さえ分かれば、今からでも使える。

 

ぜひ効率の良いコミュニケーション術を科学的に学んでいただきたい。

本記事を読み終えるころには自然と会話力トレーニングがなされているだろう。

 

初級編:会話力トレーニングの基礎は「キャッチボール」である

会話力トレーニングの基礎は「キャッチボール」である

「会話力」というのは、その名の通り他人と会話をする際に必要となる力。

 

つまり相手がいてこそ会話は成立するため、話を受けて、きちんと返さなければ成り立たない。

 

特にビジネスの場やプライベートのコミュニティでも非常に重要な力と言ってもいいだろう。

だが多くの人が言葉の意図を受け取る前に、見切り発車で会話を推し進めてしまう。

 

会話力とは相手の言葉をうまく受け取り、相手が取りやすい会話を投げ返すのが上手な会話。

 

そのためには投げた相手の気持ちを探りながら、取りやすいボールに力をコントロールして返す必要がある。

そのトレーニングを積まなければいくらキャッチボールをしたところで上手くはならない。

 

だからこそ会話にはトレーニングが必須なのである。

 

具体例:トレーニングをして会話力を磨こう

会話力トレーニングの具体例をみていこう。

 

たとえば公園のご近所さんと会った時に「こんにちは、私ね先日、パリに行ってきたのよ」と話しかけられたとする。

この投げ返しに「私は先週グアムに主人と2人で行ってきたの!」といきなり返したのでは相手の気持ちを裏切ることになりかねない。

 

つまり会話力のトレーニングをする際には、相手が投げてきたボールに対して「何て声をかけてほしいか」を考えることが大切。

 

この例だと「こんにちは、え?パリ行ってきたのですね!どうでしたか?♫」が正解。

相手の雑談が続くように投げてきたボールを相手の気持ちいいところに投げ返すのが会話上手のコツである。

 

ちなみにこの会話力を雑談で用いて商売をしているのが、ホステスさんやクラブのママさんたち。会話の運びと会話の糸口を探す点においてはプロである。

 

余談だがクラブのママたちから直接教えてもらった雑談力をまとめた記事を添えておく。

徹底した会話トレーニングを積んだプロの会話技術には圧巻。

 

初級編の会話力トレーニングのまとめ

会話力とは相手の意図をきちんと咀嚼して読み取り、丁寧に返すことである。

間違っても下記のような返答になってはいけない。

 

A:「今日はいい天気ですね♫キャンプ日和ですね!」

B:「夕方から雷も凄いみたいですし、大雨で天気が崩れるみたいですよ」

 

極端な例なのでダメな会話例だとお分かりになるだろう。

たとえBさんが夕方から天気が崩れるという情報を知っていたとしても、すぐにネガティブな情報を突きつけなくてもいいはず。

 

知っている情報を相手の意図関係なしに発言するのは会話下手な人の特徴。

まずは熱心に相手の意図は何かを探ることが会話上手への道である。

 

中級編:会話力トレーニングに必要な2つの『型』とは

会話力トレーニングには欠かせない2つの会話型

初級編は相手との正しい会話術をお伝えした。

中級編では少し応用した会話力トレーニングを見て頂きたい。

2つの例を取り上げるので、ゆっくり読み進めてほしい。

 

【会話例1】

A:「ねぇ、趣味はなに?」

B:「趣味は野球かな」

A:「野球か、今もやっているの?」

B:「小学校から続けていて、社会人の今は草野球チームに所属してるよ」

A:「すごいね。羨ましいな」

B:「僕は野球以外これといって趣味はないんだよね」

 

このまま2つ目の例も続けてゆっくり見て欲しい。

 

【会話例2】

A:「ねぇ、趣味はなに?」

B:「趣味は野球かな」

A:「野球いいね。同じ野球部の人がいたら速攻仲良くなれそうだよね」

B:「Aの趣味は何なの?」

A:「俺は釣りだね。しかも海じゃなくて川釣りが好き」

B:「他にアウトドアはしてないの?」

 

この2つの会話はどちらも「趣味」の話だが、会話のキャッチボールの型が違う。

2つの型の解説をみていこう。

 

トレーニングを積めば簡単に2つの会話力を使い分けることができる

会話例1と会話例2の違いをお分かりいただけただろうか。

 

簡潔に言うと「聞き手」と「掛け合い」の違いである。

 

会話1はAが聞き手に回って、Bの会話をどんどん掘り下げていく会話。

会話2はAとBが掛け合いでどちらが聞く、どちらが話すという役割がない会話。

 

どちらも会話としては正解。だがビジネスにおいては会話1の方が成績を収めやすい。

会話2は仲良しの友達や仲の良いご近所付き合いの会話に使える。

 

つまり会話とは環境や相手との親密度によって会話の型が変わるということである。

 

この違いを意識するだけで会話力はグンッと上がる。

ぜひ日常会話でトレーニングして使いこなせるようになって頂きたい。

 

※ビジネスでは会話力+αが必要。接客業の方は必読な記事。

会話を上手に操る『人たらしの極意』を簡潔にまとめておいた。

 

上級編:『ウケる会話力』を身につけるトレーニング方法

『ウケる会話力』を磨くトレーニング術とは

ウケる会話力を身につけている人の周囲には人がたくさん集まっている。

初級編や中級編のように「会話を合わせる」ことに重きを置いても人は集まらない。

では一体どうすれば人が集まってくる会話を生み出すことができるのだろうか。

 

とてもシンプルで「会話に緩急をつけて笑いを勝ち取ること」にある。

 

会話力の緩急とは具体的にメリハリのことで「緊張」と「緩和」が大切である。

この上級編をトレーニングした先に、誰とでも仲良くなれる未来が待っている。

 

あなたにも「あの人ともう一度話したい!」という感情が上級編には含まれている。

 

ぜひ何回も読み直して、トレーニングを積んでマスターしてほしい。

勘のいい人ならトレーニングせずに、今すぐ使いこなせるかもしれない。

 

会話力とは意識力に直結する。

 

笑いを取る会話力をトレーニングしていこう

魅力的な人の会話の中には必ずと言っていいほど、話に緩急が織り交ざっている。

ここで緊張と緩和の会話例を具体例を交えてみていこう。

 

【上級編 会話例】

A:「そのボールペン、いいねえ」

B:「本当?嬉しいなぁ」

A:「うん。凄いカッコイイボールペンだよ」

B:「これは仲の良い友人が買ってきてくれたんだよ」

A:「なるほどね!どうりでカッコイイわけだ」

B:「それ、どういう意味よ(笑)でも気に入ってるんだよね」

A:「柄もカッコイイし、使いやすそう!」

B:「たしかに俺の好きな柄なんだよね♫」

A:「本当におまえにピッタリなペン。……で、それ何百円?」

 

簡潔にいうとAは盛り上げて、褒めて、最後に落とす会話の運び。

 

途中で必ず「小笑い」を入れて、またキュッと真面目なトーンに戻してから、最後に落とす。

 

これがウケる会話力の肝である。

これは相当トレーニングしないと身につかない。

ただ元々、意識せずに使っていた人なら『会話の原理』さえ分かれば、今すぐ使えるだろう。

 

では次はウケる会話力の細かい解説をしていく。

 

上級編の『会話の原理』を学び、トレーニングを重ねよう

ここでの会話のポイントは『オチまで持っていくストロークの長さ』にある。

例えば下記の場合だと盛り上がらずにすぐ会話が終わってしまう。

 

【ウケない会話例】

A:「そのボールペンいいねえ」

B:「本当?嬉しいなぁ」

A:「うん。凄いカッコイイよ。で、それ何百円?」

 

これだとウケるウケない以前に怒られているかも知れない。

「で、何百円?」までの会話に遊びがなく、徐々に会話を盛り上げて小笑いがないままにそのボケをかますと嫌われる可能性がある。

だからこそ上級編は特にトレーニングが必要。

 

ぜひ何度も読み返して、トレーニングを重ねてほしい。

 

【上級編の会話力のまとめ】

この会話のコツは3点なのでしっかり頭に叩き込んでほしい。

・ボケまでのストロークの長さ

・途中に子笑いを誘う

・オチの直前の「間」を作る

 

この最後の「……」のタメを作ることで「え?なになに?」と緊張させて、一気にオチに持ってくやり方。

 

使う環境としては人数が複数人いる方が笑いが増長する。

ぜひトレーニングして使いこなしていただきたい。

 

PS:会話力を鍛えるなら営業力を学ぶべきである

会話力を鍛えるのと同時に営業力も鍛えられる

会話力をトレーニングすると、あらゆる人間関係が良好になる。

だが会話力とは瞬発力とは違い、持久力がモノを言う。

第一印象が悪ければ、そのあとの会話が弾まないように「会話力の前に」必要なスキルがある。

 

それが「初対面でのあいさつの仕方」である。

 

たった3秒の初対面の挨拶を間違えてしまうだけで、どんなに会話力があっても話は弾まない。

つまり会話力の前の『第一印象』が何より大切なのである。

 

第一印象とは瞬発力のことを指す。

会話は交互にキャッチボールをしていくので、持久力のテクニックがモノを言う。

 

つまり本章は会話の持久力のテクニックであって、瞬発力のテクニックではない。

 

そこで持久力の前に必要な『瞬発力』とセットで学んで頂きたい。

たった3秒で決まる初対面のスキルをまとめた。

瞬発力と持久力を兼ね備えた会話力は無敵である。

 

あなたに人が寄り添ってくるキッカケになればとてもうれしい。

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