
ホステスは気遣いが出来なければ売上を伸ばせない。
なぜなら他の業界の営業職とは違い、”あなた自身が商品”だからである。
他の営業職のように圧倒的な商品力があれば、気遣いが出来なくても売れる。
だがホステスの場合は全く違う。自分自身の『気遣い力』そのものが商品なのだ。
一流のホステスは気遣い力が商品だと分かっているので、勉強を欠かさない。勉強と言うと難しいように聞こえるが、”覚えてしまえば半永久的に使えるテクニック”である。
もう二度とお客様から「気遣いできないね」と言わせない為に本章が存在する。
本章では一流のホステスから学ぶ気付きを公開していく。
そっくりそのまま、あなたの営業活動に落とし込んで使いこなして頂きたい。
私はホステスの気遣い力をそっくりそのまま応用しただけで、60ヵ月連続売上No1を維持している。
「もっと早く知っておけばよかった」と思うテクニックばかりである。
ここで得た気遣いは、あなたの営業人生で一生の財産になるだろう。
さぁ、一流のホステスの『最高峰の気遣い術』を見ていこう。
Contents
【会話編】ホステスは会話に気遣いをしよう
ホステスはメールの文字に気遣いをする
売れるホステスが凄いな!と思うのは直筆のハガキを贈ってくれるところだ。
今でこそホステスの中では少ないが、ママさんは今でも直筆のハガキを1,000通書いているという。だがそんな面倒なことはできないだろう。現代はLINEでお礼を伝える時代である。
そこでLINEで使える文章テクニックをご紹介したい。
【ホステスの文字への気遣い】
「お仕事頑張って下さいね」
「お仕事頑張ってくださいね」
「お仕事がんばってくださいね」
「お仕事ガンバッテくださいね」
下に向かうにつれて、漢字の量が少なくなって”親近感が湧く”ような文章になっている。
つまりホステスはお客様の親密度によって、メールの漢字量を調整していたのだ。
その上、極めつけはカタカナで距離を縮めるあたりが、一流ホステスである。
絵文字に気遣いをするホステスは売れる
普段絵文字を使わないホステスは多い。
その延長線上で顧客との連絡にも絵文字をつけないホステスがいる。
99%、絵文字は付けた方がいい。
例えば下記はどう感じるだろうか。
1.「ありがとうございます」
2.「ありがとうございます♫」
3.「ありがとうございます♡」
1.「ありがとうございます」は素っ気ないイメージが強い。キャラで通せるなら良いとおもうが、「。」くらいは付けた方が無難。
2.「ありがとうございます♫」は一番適度な距離感で、楽しそうにみえる。
3.「ありがとうございます♡」はNGである。ハートを連発してくるホステスさんもいるが、100%やめた方がいい。やりすぎだ。招きたくない誤解を生む可能性がある。
つまり適度な距離感を持ちながら、絵文字を使うのが無難である。
ホステスは会話の一語、一語、に気遣いをすべき
売れないホステスは会話に気遣いをしない。本人が意識していないからこそ、会話の端々で見受けられる「雑」な部分。
例えば語尾が雑になるケースが多い。
売れないホステスは「○○なんですか??」ではなく、「○○なんすか?」と聞こえる。酔っているせいもあるかも知れないが、「で」が小さくて、聞こえにくい。
きちんと一語、一語、丁寧に発するホステスは、落ち着きがあり、丁寧で素敵である。
間違っても初対面で馴れ馴れしい話し方はNGだ。
※一流のホステスの話し方の上級編をまとめた。
気遣いと会話術が合わされば、お酒など飲まずとも売り上げは挙がる。
【モノ編】ホステスは物に対しても気遣いを発揮する
ホステスはグラスの持ち方まで気遣いを止めない
ホステスと話していて「この人、売れるな!」と思う瞬間がある。
それは相手に物を渡す時に”両手を使って渡す姿”をみた時だ。
その瞬間、「ひとつひとつのモノを丁寧に扱う人なんだな!」と感心する。
そういうホステスに限って、名刺入れも綺麗に使っているし、ハンカチも清潔感に溢れている。
つまりモノへの気遣いが徹底しているのだ。
【ぷちまとめ】
片手でモノを扱わない。
ホステスは足の先まで気遣いなさい
稀にホステスがモノを移動させたりする時に、足を使ってしまう人がいる。
例え手がふさがっていたとしても、足で”何かを作業する”ことは控えた方がいい。
なぜならひとつひとつの丁寧な動作が品に繋がるからだ。
効率的を考えるのではなく、人からどう見られるかを考え抜いてほしい。
ちょっとの手間を惜しんではいけない。
PS:ホステスの気遣いはトップ営業マンである
初対面で気を付ける4つポイント
お客様の名前は必ず、初回で覚えること。初回で覚えたら、バックヤードで名前と特徴を記録する。覚える為には欠かせない4つのポイントがある。
1.繰り返し名前を呼ぶ
2.さりげなく名刺を頂く
3・名前を覚えるまで名刺をしまわない
4.決して役職名は間違えない
この4つを徹底した上で、好きなお酒やつまみ、趣味などを手帳に書き留める。
その上、できれば「初回接客で何を話したか」を書いておく。これで次にあなたを指名してきた場合に確実に盛り上がる。
ホステスは100%営業職である。
ホステスの気遣いはトップ営業マンの心得だ
トップ営業マンが欠かさない習慣をホステスが行うと、売れる。
逆も然りである。だからこそ業種は違えど、営業の共通点を見出して応用する。
どの業界も売れる人は「他業種の素敵な部分を真似している」のだ。
常に他の業種で「これは使える!」というものを取り入れて、営業活動に励もう。
追伸
ホステスに限らず、ホテルマンや高級ブティックなどの接客を参考にすると、品が生れる。そこであなたは気付くはずだ。
「ゆっくり落ち着いた動作が品をつくることに」
これからは動作も話し方も”ゆっくり丁寧”を心掛けていこう。
追伸:売れる営業マンの気遣い術も参考にしてほしい。
ホステスは気遣いができなければ売り上げを伸ばせない。
それは営業パーソンも全く同じといえる。
売れる営業マンは気遣いのプロフェッショナルである。
ぜひ他分野からも気遣いを学んで頂きたい。
「気遣い=モテる=売れる」の方程式はいつの時代も崩れない。