【会話術】どうしてお酒を飲まないホステスが売れるのか
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売れるホステスは巧みな会話術を使い、お客様を楽しませる。

これがホステスの最大の仕事である。

 

つまり一流のホステスは、会話力だけでお客様に『会いたい!』と思わせるのだ。

 

お客様が本当のお酒好きなら本格的なBARにいくし、わざわざ高いお金を払ってお店に来店するのは、あなたとの会話を楽しみたいからである。非日常を愉しみたいのだ。

もちろん違う目的で来店する人もいる。だがそういう人間は目的が叶わないと分かった瞬間、連絡が途絶えるか、逆ギレだ。

 

非常識極まりない男性は放って置いて、会話を楽しみに来店するお客様だけにピントを合わせて頂きたい。

 

なぜなら会話ベースだと、お客様と息の長いお付き合いが叶うからだ。それに伴い、その方の役職が上がると会社の仲間を連れて来てくれる可能性もグンッとあがる。

 

つまり営業職の本質である『リピーターと紹介が成り立った瞬間』である。

 

一流のホステスの会話術はいつも人を魅了する。本章ではその会話術を公開したい。ホステスに限らず、全ての営業職に従事する方も参考になるので、ぜひ熟読して頂きたい。

 

あなたがお酒の力に頼らず、会話力だけで成績を伸ばすキッカケになれば幸いである。

 

一流ホステスの会話術とは?

ホステスの会話術は”相手を疲れさせない”のが特徴

売れないホステスは疲れる会話術を繰り広げる。

例えば売れないホステスは下記の会話が多い。

「○○さんは、何の仕事しているんですか?」

「趣味は何ですか?」

「休日はいつも何をしているんですか?」

 

成績が伸び悩むホステスに限って、尋問のように相手のプライベートを根掘り葉掘り聞いていく。受けた側はちょっとした拷問である。

 

そして極めつけが「○○さんってぇ、おいくつですか?」だ。

男性側は心の中で(どの子も同じ質問はキツイ。いい加減にしてくれ…)と思ってしまう。

 

ぜひこの瞬間から、ありきたりな会話術は避けよう。

 

疲れを吹っ飛ばす、ホステスの会話術とは?

日頃の仕事の疲れを癒して欲しい人がお店に足を運ぶ。

サラリーマンの多くが心がすり減って、疲れ切っている人が多い。だからこそ先ほどのような「尋問みたいな奥行きのない会話」は嫌煙される。

 

そこでお客様が一番楽しかったであろう「学生時代」の青春に触れてみるのだ。

 

例えば下記の会話に触れると良い。

【疲れを吹き飛ばす会話術の具体例】

・10代の頃に見たドラマ

・学生時代に流行った音楽

・夢中になったゲームやグッズ

・学生時代に入っていた部活

 

売れるホステスがよく使う会話術の鉄板テーマである。

 

ホステスはいかに目の前の相手と雑談を繰り広げるか、が重要なのだ。

 

※一流のクラブママから学ぶ雑談術もご紹介しておく。

会話に困らない秘訣が詰まっている。

 

売れ続けるホステスの会話術は褒め方にある

ホステスの方で「○○さん!すごくカッコイイです!モテるでしょ~♫」と褒める。これは会話術でも何でもない。むしろ逆効果だったりする。

席に着くホステスが口ぐせのように「カッコイイ~」と言われるのを聞く度に、「またこの話題かよ…」と思ってしまう。

 

つまりホステスは顧客の外見を褒めてはいけないのだ。

 

売れるホステスは直接本人は褒めない。間接的に褒める会話術を使う。

会話術における間接話法を使えるホステスは売れる。

 

【間接話法】ホステスの会話術を盗み取れ

ホステスはお客様を間接的に褒める会話術を使うべきである。

直接、「カッコイイですね~」より、「あれ!?お箸の使い方がとても綺麗ですね!」と、直接本人ではない”所作に目をつける”のだ。

そこまで言えたのなら、もう一押し付け加えて頂きたい。

 

「お箸の使い方が綺麗ということは、ご両親がしっかりされた方なんだろうな♫」

 

ホステスはお相手の所作を褒め、ご両親を褒めるのである。

男性は何歳になってもマザコンである。親を褒められて悪い気する人間はいない。

 

お相手の最も大切であろうご家族に触れるのが、売れるホステスの会話術。

 

一瞬で顧客との距離を縮める会話術を身に付けて頂きたい。

 

一流ホステスが密かに使っている会話を弾ませる会話術

ホステスが使っている”会話を弾ませる会話術”

一流ホステスは雑談をするために、新聞や雑誌を見て勉強しているわけではない。昔のイメージだと出勤前は必ず時事ネタ、政治ネタを仕込んで出勤していた。

だが今はそんなことをしなくても会話は広がるし、下手に知識があるとマウンティングになってしまう可能性もある。では勉強せずにどのように会話を弾ませていくのだろうか。

 

売れるホステスは相手の会話のキーワードに注目して、会話を広げていくのだ。

 

この会話術は驚くほど重宝すべきスキルである。注意深く観察しないと分からないからこそ、重複して使える会話術。

ぜひホステスの方は、注意深く見て頂きたい。

 

教えたくなかったホステスの会話術とは

売れないホステスの会話術と売れるホステスの会話術を見てほしい。

■売れないホステスの会話術

Aさん「この前、見つけたシャブリという白ワインが美味しかったんだよね!」

ホステス「そうなんですね!!」

Aさん「…うん(^_^;)」

 

売れるホステスの会話術

Aさん「この前、見つけたシャブリという白ワインが美味しかったんだよね!

ホステス「え!飲んだことないです!シャブリというワインはどんな味するんですか?

Aさん「凄いミネラルが豊富でね、~」

 

つまり相手の会話の「シャブリ」というワインのキーワードを拾って、会話を広げたのだ。

 

詳しく説明すると、下線部のシャブリ×美味しかった、この2単語を拾って会話を広げたのである。

 

※会話術の方程式シャブリ×美味しかった=どんな味なのかな?』

 

【必見!】一流ホステスのもう一つの会話術とは?

実は先ほどと同じ会話でも「もう一つ会話を盛り上げる会話術」がある。

早速、先ほどの例を見ていこう。

 

売れるホステスの会話術

Aさん「この前、見つけたシャブリという白ワイン美味しかったんだよね!

ホステス「え!飲んだことないです!シャブリというワインはどんな味するんですか?

Aさん「凄いミネラルが豊富でね、~」

 

シャブリ×美味しかった=どんな味なのかな?』この会話の方程式で話題を広げた。

 

だがもう一つキーワードが残されている。

『白ワイン』である。

この白ワインに注目して会話を進めてほしい。

 

ホステス「Aさんは、白ワインがお好きなのですね♫

Aさん「そうなんだよ!皆、赤が良いっていうけど、俺は白ワインなんだよね!

ホステス「え⁉なんで皆赤ワインが好きって言うのに、Aさんは白なんですか?♫

Aさん「それはねぇ~~♫」

 

つまりホステスの頭の中は「なぜ赤ではなく、白ワインなのだろう?」と疑問を持つことが大切なのだ。

 

会話を弾ませる会話術とは「なぜ~なのだろう?」と疑問をもつこと

一流ホステスは常に「なぜ~なのだろう?」と思いながら、接客している。

それさえ出来れば、出勤前に携帯を使ってネットニュースに噛り付かなくていいのだ。

 

「なぜ~だろう?」という思考は最強の会話術だと確信している。

 

私自身、60ヵ月グループ売上No1に輝いているが「なぜ~だろう?」のおかげである。

「なぜキャンプは山ではなく、海なのだろうか」

「なぜ川釣りではなく、海釣りなのだろうか」

「なぜスノボーではなく、スキーなのだろうか」

 

常になぜこの人は○○の選択をしたのか、を考えて話すのが最強の会話術である。

 

ぜひありきたりな会話ではなく、相手に合わせた会話術を心掛けてほしい。

 

ホステスの模範解答の質問攻めから卒業したあなたは、お酒がなくても輝ける。

 

PS:ホステスの会話術はトップ営業マンのトーク術と一緒

トップ営業マンとホステスの会話術は一緒

私自身、ホステスではない。男性営業マンである。

営業マンだからこそ気付くのだが、ホステスさんとお話すると、営業で使っている会話術がふんだんに使われていることに気付いた。

 

その上、ホステスさんは営業マンより上手に会話術を使いこなしていたのだ。

 

気遣い力も一般サラリーマンの比ではない。

だからこそ、ぜひホステスさん以外の営業職の方にも知って頂きたくて記事を綴った。

 

全ての営業職の方にも知って頂きたいノウハウである。

ぜひ読んで頂いたあなたには、お客様と楽しく会話を弾ませる会話術を使いこなしてほしい。

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