
「社内営業もっとしなきゃダメだよ」と注意された(男性/28歳/建築営業)
社内営業とは”付き合い残業や飲みニケーション”のことで参加しないと怒られる(男性/42歳/不動産営業)
昔から言われている社内営業とは上司のご機嫌を取るゴマすり営業がパッと頭に浮かぶ。
上司が帰らないと先に帰れない雰囲気だったり、要らぬ付き合い残業。その上、行きたくもない飲み会。
「古くてめんどくさい社内営業は捨てろ!」とあなたに言いたい。
時代錯誤の社内営業はめんどくさい上に精神が削られていく。
本章はめんどくさい社内営業に苦しんでいる方に向けた”最新の社内営業の考え”を発信していきたいと思う。
本章で学べるのは下記の2つ。
■社内営業の本質
■誰でも始められる最新の社内営業テクニック
めんどくさい社内営業から卒業しよう。
Contents
社内営業の本質とは?めんどくさい付き合いは捨てよう
そもそも社内営業とは?!
めんどくさい社内営業は社長や上司の為に媚びへつらうものである。
常に上司のご機嫌を伺って顔色を逐一観察することを指す。これが時代錯誤のめんどくさい社内営業だ。
本来の社内営業とは”社内のスタッフと円滑にコミュニケーションを取る”ものである。その結果、自分の仕事を滞りなく進めるものなのだ。
上司や同僚の人が、気持ちよく自分の仕事を手伝ってくれるのが社内営業。
・手がふさがった時に助けてくれる
・社内プレゼンが通りやすくなる
・改善点をアドバイスしてもらえる
・休みの時も他の人が代わりに快く対応してくれる
めんどくさい社内営業は上司や社長のみに行うものだと思いがちだが、同僚や先輩にも働きかけるものである。
めんどくさい”付き合い残業”はするな!
社内営業とは付き合い残業をすることではない。
付き合い残業をしたから可愛がられるとしたら、その上司はその程度の人間だと認識しなければならない。
そもそも仕事がデキる人は残業しないからだ。
仕事がデキない上司こそ効率が悪く、生産性も少ない。
その上、めんどくさい性格の傾向が強い。
なぜなら”部下に付き合い残業をさせる状況を何とも感じない人間”だからである。
その人間が社内で発言力があるとは思えない。
例え古株で発言権が多少なりともあったとしても、恐れるに足らない。
今の時代の流れからして、放っておいても淘汰される。
めんどくさい寂しがり屋な上司とは、金輪際付き合い残業を断とう。
めんどくさい”飲みニケーション”に参加するな
飲みニケーションほど要らない社内営業はない。
何より酔って何が生まれるというのだろうか。
正直、100回以上飲みニケーションに参加した私が断言するが、何一つ仕事に結びついたことはない。結びつかないどころか、マイナスである。
マイナスになる原因は至ってシンプルだ。
・酔って余計な発言をしてしまう
・二日酔いで次の日のパフォーマンスが崩れる
・お金がなくなる
・病気になる
まず酔って本気のビジネスの話ができるとも思えない。
デキる人はシラフの時に本気のビジネスの話をする。
今後、めんどくさい飲み会は即断ろう。
面白いことに、一度断ると誘われなくなる。
追記
稀に参加する時には「珍しい!来てくれたの!!」と絶賛されるようになる。人間って不思議なものだ。皆勤賞が「一体何だったのか?」と思う。
【必見】社内営業の本質
「あなたがめんどくさいと感じることはするな」と言いたい。
付き合い残業も飲みニケーションもそうだが、めんどくさいと思うことは徹底的に排除しよう。
私は直感で「これ嫌だ、行きたくない!」と思ったものはやらないことにした。すると面白い出来事が起きた。
・膨大な時間が生れた
・健康的な体を取り戻せた
まず膨大な時間が生れた結果、その時間を使って自己啓発に費やした。
2日に1冊以上の本を読むことができて、メキメキと成績を挙げた。
その上、無理なお酒の飲み方をしないおかげで、すこぶる体調が良くなった。
就業時間内で100%集中できる土台を手に入れた。
その結果、営業成績はエビ型反りに挙がっていった。
すると面白い出来事が起きた。
周囲が仕事を手伝ってくれるようになったのだ。
なぜなら”仕事の実績を通して、本当の意味で認めてくれたから”である。
つまりめんどくさいことに時間と労力を費やさずに、仕事に専念した。
その結果、実績を挙げることが最大の社内営業だと気付いたのだ。
めんどくさい社内営業をするより、実績を作ることが一番の近道だと気付いた。
ぷちまとめ~めんどくさいことは捨てよう
交友関係でもそうだが、めんどくさい人間と関わるのはやめよう。
あなたが成長していけば必ず”関わる人の層”が180度変わる。
その事実が分かっていたから、自ら24歳の時に交友関係を整理整頓した。
その結果、仕事の成績と年収が2倍・3倍と跳ね上がっていった。
付き合う人が変わると思考が変わる。
思考が変わると習慣が変わり、人生が変わることを身を以て知った。
社内営業最新テクニック!めんどくさい根回しはいらない
社内営業のコツ!協力してくれるには言い方が大切
同僚や先輩に根回しはめんどくさいと感じるだろう。
めんどくさい根回しを他の人に頼むことなく、協力してくれる言い方がある。
■NGな例
「同じくらい忙しいんだから協力して」
■OKな例
「忙しい中、ごめん。ちょっと手伝ってもらえるかな?」
■最新の言い方
Aタイプ「○○さんしかできない仕事なんだけど、お願いできるかな?」
Bタイプ「周りの皆がこの仕事は○○さんが一番処理が速いって聞いたんだけど、お願いできるかな?」
最新の社内営業とは”AタイプBタイプに言い方を分けて頼む方法”である。
詳しく次の章で見ていこう。
これでパーフェクト!めんどくさい社内営業から解放される
相手のタイプによって頼み方を変える。
たった2パターンを覚えるだけでいい。
Aタイプは「私中心で物事を考える人」を指す。Bタイプは「周りの目を中心に物事を考える人」を指す。
つまりAタイプとBタイプを極端に分けるとこうなる。
■Aタイプは自己中心的な人。
■Bタイプは八方美人な人。
先ほどの例をみてみよう。
Aタイプ「○○さんしかできない仕事なんだけど、お願いできるかな?」
Bタイプ「周りの皆がこの仕事は○○さんが一番処理が速いって聞いたんだけど、お願いできるかな?」
お分かり頂けただろうか。
Aタイプには「~しかできない」と個人に向けたメッセージを含んでいる。
Bタイプには「周りの皆が~」と周囲からのメッセージを含んでいる。
このように相手の2種類の性格に合わせて発言内容を少し変える。
たったそれだけで、頼まれた方はストレスが極めて少なくなる。
めんどくさい飲み会や付き合い残業をするより、気を遣ったモノの言い方を習得する方が遥かに営業マンらしい。
営業マンなら飲み会で下手な芸を覚えるより、実践でも使える話術を覚えた方が遥かに有益だ。
部下が1人でもいる方、必見!タイプ別社内営業の会話例
■Aタイプは自己中心的な人。
■Bタイプは八方美人な人。
※Aが悪い人Bが悪い人という話ではない。
あるプロジェクトが失敗に終わった時にかける言葉をみていこう。
【失敗シーン】
Aタイプ「常に挑戦する○○さんだから、この失敗ができたんだよ。」
Bタイプ「みんな同じ失敗をするよ」
【褒めるシーン】
A「さすがに○○さんは凄いなぁ。ここまで出来る人は今までの新人の中でいないよ。」
B「本当に○○さんのおかげで助かったよ。周りのみんなも助かったという声が聞こえてるよ。」
【叱るシーン】
A「失敗の原因は一番○○さん自身が分かっているはずだと思う。だからそこまで言及はしないよ。○○さんならこの失敗から多くのことを自力で学べると期待しているよ。」
B「この失敗はダメだよね。ただ、多くの人が同じ失敗をするポイントでもある。だから気をつけないといけない。みんなが付いているんだから、どんどん周りに頼っても良いと思うよ。」
この使い分けができるようになると、社内はもちろん社外のお客様や業者の方にも使えるようになる。
なぜなら社内も社外も、同じひとりの人間だからである。
社外でも社外でもタイプは大きく2通りに分けられるので、伝え方も異なってくる。
実際に社外でのプレゼンを例にみてみよう。
社外営業にも応用できる!すべてに応用できる魔法の社内営業術
例えば、あなたが新しいシステムをご提案するとしよう。
タイプ別で提案を変えてみよう。
好奇心が強い”自己中心的な人”には「他社ではまだこのシステムは導入していません!!」と提案する。
刺激的に感じられて、興味が沸く可能性が高い。
反対に”八方美人タイプの人”には、誰も使ったことがないことに不安を感じやすく、採用されにくいかも知れない。
つまり、相手がどちらのタイプかによって話す内容は変わるのだ。
相手を見て、知って、相手に合わせて提案する。
これが本来の営業である。
結果的に社内営業を極めれば、社外でも使えるのだ。
めんどくさい付き合いより、話術を磨いた方が余程いい。
ぜひあなたの社内の影響力の輪を広げてほしい。
その結果、苦手なめんどくさい社内営業をしなくて済むようになる。
あなたのご活躍を心より願っている。
PS:関連記事~社内営業ができると出世できる
とにかく社内営業が不得意だった。
だが社内営業が上手な人を観察し続けた結果、ある事実が分かった。
それは”社内営業の達人はあるフレーズを使いこなしていただけ”だった。
フレーズを覚えるだけで、みるみる社内営業ができるようになった。
つまり再現性のある社内営業を確立したのだ。
その結果、周囲の協力もあり60ヵ月連続GroupNo1に輝いている。
この結果はすべて”あるフレーズを使いこなした”だけだった。
おかげで史上最年少で出世を果たした。
シンプルなフレーズだが使いやすい。
ぜひあなたもこのフレーズを盗み切って欲しい。
追伸
社内営業を制する者は、営業を制す。
誰も教えてくれない事実である。