雑談が苦手な人の特徴!トップ営業から学ぶ雑談下手なNGな行動とは
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売れない営業は雑談が苦手な傾向がある。売れる営業は雑談が上手な傾向がある。

だが例外が存在する。

『雑談が苦手だが、売れ続けている営業マンが世の中には存在する』のである。

 

私は雑談が苦手だが、60ヵ月連続groupNO1に輝いている。

圧倒的な数字を残し続けている為、有名雑誌の見開き1ページに掲載されるほどだ。

 

営業マンで雑談が苦手だと致命的に思えるかも知れないが、全くそんなことはない。

雑談の本質さえ分かれば、雑談の苦手意識がなくなる上に余計な雑談をしなくて済む。

 

営業の雑談とは”ただの雑談ではないこと”をあなたに伝えたい。

 

営業の雑談に難しい知識も、スキルも必要ない。

雑談で「何を話していいか分からない」という悩みが消える。

 

ぜひ本章で苦手な雑談から卒業してほしい。

 

NGな行動!雑談が苦手な人の自分主体な会話から卒業しよう

NG→雑談が苦手な方は自分が主役!

売れる営業の雑談は聞き役に徹している。

その上、相手を高揚させる技術を持ち合わせてる。

気持ちよく話せる技術があるからこそ、相手との雑談は大いに盛り上がる。

 

だが売れない営業は自分の話が中心になる。

つまり相手の話題を奪ってしまう。

 

例えば旅行の雑談の場合。

顧客「先週グアム行ってきたのですが、海も綺麗で~」

営業私は先月ハワイに5日ほど行ってきました!同じく海も綺麗で~

 

雑談が苦手な方に限って「もっと盛り上げなければいけない!もっと面白い話を繰り広げないといけない!」と強く思えば思うほど、自分の話をしてしまう。

 

ぜひ雑談をする際は、盛り上げなきゃいけない精神を捨てて、相手の雑談に興味を持とう。

雑談は聞き役に徹することである。

 

知ったかぶりをするな!雑談が苦手な方に多い癖

雑談が苦手な方は”知ったかぶりをしてしまう癖”がある。

なぜなら「え?!こんなことも知らないの?」と思われたくないからである。

これこそ自分主体の考え方そのもの。

雑談の基本姿勢は自身が知らないことを「分かりません!」ときちんと言えるところから始まる。

 

売れる方は知らない話が出てきた際には「それはどういうものなのですか?」と目をキラキラさせて、話を振っていく。その姿勢に人は魅了されるのである。

 

雑談は”知っている情報”が偉い訳ではなく、”相手に話させること”が目的だ。

営業こそ知らない情報こそ、好奇心旺盛に質問していこう。

 

雑談が苦手な売れない方こそ、雑談を否定してしまう

売れない方こそ、雑談を否定してしまう傾向にある。

「私、相手の雑談なんて否定しないよ!」と思うあなた。

それが本章を否定していることになる。

 

売れる人は”まず一旦、肯定する癖”がある。

自分と違う価値観を即否定するのではなく、相手の価値観を受け入れる体制を整えるのが売れる人の特徴。

 

例えばラグビーの雑談を例にみてみよう。

顧客「ラグビーのルールが分からないと、見てても楽しくないよね」

営業「いや、ルールが分からなくてもあの試合は興奮しちゃいました!」

 

極端なネガティブ発言を受けた際に否定してはならない。

”あなたは”興奮したかもしれないが、”相手は”興奮しなかったわけだ。

営業なら相手に合わせるのが無難である。

 

雑談が苦手な方こそ、主観が強い傾向にあるから気を付けよう。

 

雑談は3分!雑談が苦手な方は時間設定をしよう

雑談が苦手な方は、いつまでこの雑談を続けて良いのかが分からない。

反対に雑談が上手な方は3分前後で雑談を切り上げて、本題にスッと入っていく。

とてもスマートな営業の仕方である。

 

雑談が苦手な方でも3分なら短いと感じないだろうか。

ただ相手が3分以上話したそうなのに、予定通りの3分で切り上げてはいけない。

相手の状況を見極めながら、雑談時間を気にするのも大切なことである。

 

笑顔!笑顔!雑談が苦手な方こそ、笑顔が大切

あなたが思っているほど、お客様と話している際の表情は無表情なことが多い。

特に話し手ではない場合に無表情だと話し手側は「面白くないのかな?」と不安に思ってしまう。

だからこそ「話してない時こそ、口角を上げよう」たったそれだけで相手に与える印象は良くなる。

笑う場面で笑うのは、みんなが笑う。

差がつくのは”話を聞いている最中”なのだ。

 

鏡で綺麗な口角の上げ方を練習しよう。

 

そもそも苦手な雑談と営業の雑談は本質が違う

あなたが苦手に思う雑談とは?

世間で認識される雑談と「話術が巧みで話題豊富な人と認識される傾向にある。

「相手との距離を縮めて、良好な人間関係を築くことだ」と世間では言われている。

雑談の本質を圧倒的に勘違いしている。

 

プライベートな友人と雑談するときには使えるかも知れない。

だが営業の雑談と一般的な雑談は本質が180度異なる。

 

もし「話術が巧みで話題豊富な人」が売れる営業だとすると、私は売れてもいないだろう。

 

それほど苦手な雑談と売れる営業の雑談は違うものである。

 

営業の雑談とは?苦手な雑談と区別しよう

苦手な雑談は前章の「話術が巧みで話題豊富な人」をイメージすると分かりやすいだろう。

天気の話をしてみたり、ニッチな層の雑談でいうと”絵画や骨董品”や”バイオリンやピアノ”などの多岐にわたる知識を蓄えないと話せないのが特徴である。

 

だが私が掲げる営業の雑談とは『商品知識を絡めた雑談』を指す。

つまり”ただの雑談”ではなく、雑談の中に伝えたい商品の利点を組み込むのである。

 

具体例を見ていこう。

 

苦手な雑談を克服!”営業の雑談”の具体例をみてみよう

勉強する必要がないのが、営業の雑談のコツである。

たまたまテレビで見たゴルフ大会に、そっと自社のアピールをするだけで営業の雑談の出来上がりである。

 

営業「こないだの女子ゴルフは凄かったですね。あのトップを走っている女子プロはコーチを変えてから、成績がグングンあがったみたいです。たまたまそのコーチの違う教え子のご両親が、弊社の商品を20年もご愛顧いただいておりまして、色々な情報を教えてくださるのです。プロの実力までいくと、あとはメンタル勝負だ!と、おっしゃっておりました。~」

 

この雑談の本当の狙いがお分かりになるだろうか。

弊社の商品を20年もご愛顧いただいておりまして色々な情報を教えてくださるのです。

この下線部を言う為に、雑談をしているのだ。

 

ゴルフ鑑賞が好きだとか、女子プロにハマっているだとかは一切関係ないのである。

「弊社に20年もお付き合いしているお客様がいること」を伝えるのが雑談の目的なのだ。

 

この一文で、継続してお客様とのお付き合いがあることや、会社が20年以上の歴史があることを伝えることができる。

ガードが緩んだ雑談の中に、ちょっぴり会社のことを織り交ぜるのがポイントである。

 

PS:苦手な雑談がまだ克服できそうにない人にオススメ!

そもそも雑談すらしなくても売れる人は売れる。

私も出来れば雑談なのせずに営業成績を挙げたいと切実に思っていた。

そこで「そもそも雑談をする前の印象が悪ければ、会話は弾まないのでは?」という疑問が浮かんできた。

 

最初の第一印象がすこぶる良かった場合、苦手な雑談自体不要だと気付き、”圧倒的な第一印象”を与えるコツを勉強した。その結果、約50%のお客様とは苦手な雑談をせずに済むようになった。

そのコツをまとめたものがこちら↓

このおかげで随分と雑談の回数が減ったが、『0にはならなかった』。

 

ただクラブのママ直伝の雑談術を学んでから、営業トーク以外の雑談も話せるようになったのだ。

この雑談技術も知識不要なところが良い。

接客の魔術師から雑談の技術を盗み取って欲しい↓。

商品を持たない高級クラブのママは雑談の魔術師である。

 

他にも関連記事は多数ご紹介している。

ぜひ営業の心理術の中からスキルを盗み切ってほしい。

 

あなたの営業成績が海老ぞり型で伸びていくことを願っている。

 

 

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