瞬間的に相手と打ち解ける”相反術”で、信頼を勝ち取ろう。
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これが分かれば、あなたは瞬間的に信用され、信頼される。

 

 

「趣味は何ですか?」

「出身地はどこですか?」

 

 

初対面の人と仲良くなる場合、趣味や出身地などの話を振って共通点を見つけようと話すだろう。

 

多くの人は共通の話題を振ることまではできているが、その先の次の一歩を踏み出して、実践出来ている人は少ない。

 

 

その一歩を知るだけで、お客様との距離はグッと近くなる。

 

 

ただ、その一歩は学校では教えてくれないし、社会人になってからも教えてくれる人はいない。

 

 

知っている人だけが、いつも親密にお客様と仲良くなれる。

 

知らない人は、お客様から印象が薄いままで関係を終えてしまう。

 

 

つまり、お客様と親密な関係に至れるかどうかは、”相反術を知っているか否か”にあるのだ。

 

 

私はこの相反術を愛用しているおかげで、一瞬でお客様と打ち解けて、一瞬でご契約を頂けてしまう。

 

 

その技を本章では取り上げていきたい。

 

 

とても簡単で、大きく効果がある相反術を、ぜひ試してもらいたい。

 

 

 

 

必ずあなたの話がヒットする”二つの面から攻める相反術”。

 

人間は自分のことを分かってくれる人に心を開く。

 

なぜなら、人が一番興味があるのは”自分自身”だからである。

 

 

人間の中にある”誰でも持っている二面性”を引き出して、「初対面なのに私のことをわかってくれる!」という強烈な反応を起こすのが、相反術である。

 

 

例えば、明るく社交的な元気いっぱいの人と話す日常会話を例にあげよう。

 

 

○○さんはとても明るくて、いつも前向きに見えるからって、たまに無神経な人が○○さんに失礼なことを言う時があるよね。でもその時ね、周りの人は分かっていないけど、〇〇さんは意外と傷ついて、凹んじゃう時もたまにあるよね。

 

 

明るく社交的で元気いっぱいの人には、確実にヒットする。

 

 

なぜなら、人間の心というのは元々矛盾したもので、誰にでも二面性がある。

 

 

勝気が強ければ強いほど、人を思い通りに動かせなかったときの挫折感は大きく、「自分は弱気な人間だ」と感じてしまう。

 

つまり、ある強い面が表面に出て際立っているということは、同時にその反対の面もその人の中に強く存在していることなる。

 

人間はその反対の存在のおかげで、精神のバランスが取れているのである。

 

 

その誰の中にもある二面性から、その人にアプローチすることで、確実にあなたの発言をヒットさせる。

 

 

その結果、お客様は「なんで、私のことが分かってくれるの!どうせ物を買うなら、相性が合うこの人から買いたい!」と思わせることができるのだ。

 

 

次は日常会話ではなく、仕事での会話をみてみよう。

 

※私は住宅を売るプロであるから、住宅販売の際にお客様に話している実例を取り上げる。

 

 

①「デザインに特化した住宅だからこそ、住宅性能に力を入れていないのでは?と、心配になったりしませんか?」

 

②「開放的な大きな窓をつけたい反面、冬は寒くないのかなと頭によぎることはないですか?」

 

 

①のデザインに特化している住宅を取り扱うと、「住宅性能が不十分なのではないか」という声が多い。

 

反対に、住宅性能を前面に出している住宅では、「思った通りのデザインや間取りが叶うのか」という声が多い。

 

 

②の開放的な窓を住宅に求めるわりに、北海道なので寒さを気にするケースが多い。

 

 

このように矛盾する二つの側面の両方を提示することで、「私もそう思っていた!」を引き出すことが可能になる。

 

この相反術を2度、3度と重ねていく度にあなたの信用度が増していくことになる。

 

人は自分が思っていることを分かってくれる人に信頼をおくものだ。

 

ぜひ愛用して、使いこなしてみてほしい。

 

 

その結果、あなたのコミュニケーション能力が飛躍的に開花されることを願っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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