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仲良くなる導入部分は”深堀の質問”がポイント
多くの人が「何を話題にして話を広げたら良いのか分からない」という質問が多い。
例えば、「そのグッチの鞄いいですね」や「この車カッコイイですね」と表面的な話を振る人は多い。
話を振った相手の「ありがとうございます」で、話が途切れてしまう悩みが多い。
簡単に解消する方法がある。
それは”深堀して質問する”ことである。
「どうしてこのデザインの鞄にしたのですか?」
「カッコイイ車を選んだ決め手は何ですか?」
このように深堀して質問してみることだ。
ブランド品のグッチを買ったのには必ず理由がある。
なぜなら、100円や200円で買えるものではないからだ。
お金持ちではない限り、頑張ってお金を貯めて鞄を買ったはずだ。
ということは、ブランド品選びからデザイン選びまで、考え抜いたのだろう。
もちろん、車もそうである。
人生で購入する物の中で、家の次に高いものだろう。
その車に対して、”何となく買った”ということはないはずだ。
つまり、会話の広げ方とは、”購入した理由に対しての質問”が非常に大切だということになる。
「多くの人が特別な会話技術が必要なのでは?」と、思うから会話が出てこないのだ。
難しいことは1つもない。
”なぜ~なのですか?”たったこれだけである。
この質問形式を覚えるだけで、相手との会話はグッと深くなる。
聞き上手になるには、質問上手にならなければいけない。
質問上手になるには、”たった1つのフレーズを知っているか否か”だけだったのだ。
私はこの質問で人生を豊かにしてきた。
あなたもこのフレーズをボロボロになるまで、使いこなして欲しい。
コミュニケーションを取る相手の反応が一変するだろう。
仲良くなった後に、”やってはいけないこと”
せっかく仲良くなったのに、気が緩んで、ビジネス臭を出す人がいる。
先に「自分の得」を考えてはいけない。
その時点で、相手は興ざめである。
仲良くなる前より、関係が悪化する可能性もある。
それもそのはず、相手は「裏切られた」と思ってしまうからだ。
「仲良くなったのは、売り込むためか!」と逆鱗に触れてしまうかも知れない。
必ず、あなたは先に相手が得になるように考えるべきだし、相手が気持ちよく話せる環境を提供するべきだ。
あなたの損得は、仲良くなった”あとのあと”の話である。
また、ビジネスの切り出し方は相手があなたに興味を持ってから、話すべきである。
その方が、健全なお付き合いが出来るし、あなた自身の肩の荷もおりるはず。
目の前の人に売り込まない、目の前の人を笑顔にさせるだけ。
回りまわって、あなたの厚意が利子がついて返ってくる。
一次情報であるし、圧倒的な実力者も同じことをしていたから、間違いない。
結果的に、”急がば回れ”が、あなたと関わる人を幸せにするのだ。
苦手な人との会話の広げ方は、長所探しゲームをすることだ
私は苦手な人と話す時は、ある種ゲーム感覚で話している。
ゲームするコツは、”相手の長所はどこなのだろう?”と探すように心掛けている。
ただでさえ、苦手な人と話すと、嫌なところばかり見えてくる。
少しでもそうならない為に、「宝探しゲーム開始!」と心の中で呟いている。
仮に相手の長所を探しきれなかった場合は、あなたの負けである。
ゲームなのだから、「次こそは、長所という宝を探してみせるぞ!!」と、反対に燃えてほしい。
そうすることで、自分と違う感性のお客様とも打ち解けることができるのである。
いつも自分の価値観に合う人のみ仲良くしていたら、成績は挙がらない。
恋愛ならば、あなたの好き嫌いのモノサシだけで判断していいが、ビジネスではご法度だ。
苦手な人を克服してこそ、一流のビジネスマンである。
私の経験だが、克服するごとに見える景色が変わっていった。
好き嫌いは恋愛だけにしよう。
PS:相手の人生に触れる質問が一番大切である
私自身、仲良くなる導入で使うのが、”なぜ~なのですか?”だった。
あくまでも導入部分であって、より親密になる質問がある。
それは、”○○さんはどういう学生時代を送ってきたのですか?”だ。
特に経営者の方に喜んで頂ける質問である。
なぜなら、経営者の方は幼少期から、人と違うと言われ育った人が多い。
学生時代にも、武勇伝があるはずだ。
武勇伝は悪いイメージで使われるケースも多いが、私は成功者の武勇伝は好きである。
学べることがたくさんあるし、今の自分に必要な部分だったりもするからだ。
もしあなたが私と同じ気持ちで話を聞くことができたら、話す相手はあなたの事が好きになるはずだ。
人間は自分の話を聞いてくれる人が大好きだからである。
これも、相手の良いところ探しゲームの応用だ。
相手がついつい話したくなるポイントを抑えることが、仲良くなる秘訣なのだ。
まずは目先の利益ではなく、一個人として相手を見よう。
その結果、気付くと勝手に成績はあがっているものである。