コミュニケーション能力をあげるコツは、固定観念を持たないことである。
Tumisu / Pixabay

的外れトークをしないコツは、”質問すること”だ。

 

 

私はこれまで数々の大失敗を巻き起こしてきた。

 

その根底にある失敗の原因が、”固定観念”によるものが非常に多かった。

 

例えば、外科医のお医者さんと聞いたら、男性を思い描くだろう。

 

寿司屋の大将と聞けば、男性を思い描くだろう。

 

外科医お医者もお寿司屋さんも、女性が職に就いている場合もあるのだ。

 

このように”おとなの頭の中”には、固定観念がベットリとついている。

 

 

反対に固定観念が少ない人をみると、どの分野でも活躍している。

 

 

なぜなら、デキるビジネスパーソンは、”自分の価値観”だけで物事を見ないようにしているからだ。

 

 

つまり、客観性があるということである。

 

この客観性がないと、ビジネスは上手くいかない。

 

ビジネスの原理原則は、”お客様が求めるもの”を、あなたが提供することにあるからだ。

 

間違っても、”あなたが勝手に想像した与えたいもの”を、お客様に押し付けてはいけない。

 

 

例えば、お客様が車を買いにきたとしよう。

 

お客様がスポーツカーが欲しい、と言った場合にあなたは”エンジン”の説明を熱弁してはいけない。

 

あなたは自分勝手に”独身のスポーツカー”を求める人は、”速さにこだわる”ケースが多いという経験則で、熱弁してはいけない、ということだ。

 

私自身がスポーツカーを購入しに行った時に、店員から「〇秒で、100キロに到達します!!」と熱弁された。

 

私はスピード狂でもなければ、〇秒で100キロ出すことに重きを置いていない。

 

お恥ずかしい話ながら、何となくカッコイイから買いたかっただけなのである。

 

そのような私に、「エンジンはフェラーリと同じエンジンを使っています!」など一つも興味がないのだ。

 

 

つまり、”スポーツカー≒速いのが好き”は全ての人に当てはまるわけではないのだ。

 

 

では、固定観念満載トークをしない方法はどうすればよいのか。

 

とてもシンプルだが、”相手に質問する”ということだ。

 

相手に質問しない限り、占い師やエスパーでもなければ、答えなど分かるはずもない。

 

これからは質問せずして、勝手に憶測でモノを言うのはやめてみよう。

 

たったそれだけで、相手にストレスを与えないコミュニケーションが可能となるのだ。

 

 

見た目で判断すると、チャンスを逃してしまう

私の上司は、実年齢より歳上に見える。
白髪混じりで、恰幅もいい。
とても42歳には見えない。
その上司がお母さんの病院に行った際に、看護師から「旦那さま、どうぞこちらにお掛けください。」と言われたそうだ。
上司は、「息子ですが。。。」と言葉を放ち、看護師さん達はフリーズしたという。
その後、お母さんがいる病院に行く度に、”息子さん”と、これ見よがしに言ってきたという。
私はその話を聞いてより一層、身が引き締まった。

たった一言、「ご家族の方ですか?」と質問すれば良かっただけの話なのだ。

 

何度も重複してしまうが、固定観念で話してはならない。

PS:常識を疑う人が業界を変えていく

 

固定観念がコミュニケーションの妨げになる車の話や看護師の話をしてきた。

 

コミュニケーションの基本は、相手が考えていることをしっかり咀嚼することにある。

 

これが出来ないと、いつもコミュニケーションは一方通行になる。

 

予想で話すのではなく、”質問⇒話を聞く⇒話す”の順である。

 

シンプルだが、この順番が固定観念が生まれず意思疎通ができるコツである。

 

 

また、会話だけではなく、ビジネスチャンスも固定観念によって逃す場合もある。

 

 

「これで今まで上手くいってきたんだ!」だとか、「一般的に業界ではこれが普通」などの言葉をよく耳にする。

 

ただ、いつもチャンスを掴んだり、成長していく人は、固定観念を覆してきた人たちだ。

 

あなたも一般常識や業界常識に囚われ過ぎてはいけない。

 

「本当に業界では一般的なのかな?」と疑問を抱き、異業種の人に聞いてみるのも一つのヒントになるだろう。

 

おすすめの記事