人生を変える一言は、『すいません』ではなく、”ありがとう。
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この世に、”ありがとう”以上に素晴らしい言葉はない。

私は祖父から頻繁に「口ぐせは人生を創る」と言われたきた。
社長業を35年全うした祖父は、”業績が右肩上がりの時こそ”、腰が低かった。
新人の子にお茶を入れてもらっても、手伝ってもらっても、周囲に感謝の言葉を口にしていた。
そのおかげもあって、私が小さな頃から、祖父の周囲は笑顔に囲まれていた。
今になって分かるが、祖父は相手の目をしっかりとみて、丁寧にありがとうと言い続けていた。
その結果、笑顔に包まれる人生だったのではないか、と確信している。

 

 

翻ってあなたは、”ありがとう”と言っているだろうか。

 

 

知っている人に何かしてもらった際に、ありがとうを言うことは出来ると思う。

 

知らない人に、ドアを開けてもらったり、落としたボールペンを拾ってもらった際に”すいません”と言っていないだろうか。

 

せっかくの感謝の意を込めてお礼をするならば「ありがとうございます」の方が断然良い。

 

 

またあなたの口から突発的な瞬間に出る言葉は、あなたが日常生活で慣れ親しんだ言葉である。

お客様からの突然のサプライズに対しての反応はどうだろうか。
あなたは、「気を遣わせてしまって、すいませ~ん」と言っていないだろうか。
せっかくあなたが感謝の言葉を相手に伝えるのなら、「とっても嬉しいです!ありがとうございます!」の方が断然いい。
例え同じ意味で伝わる語彙があったとしても、使い方次第で相手に与える印象は180度変わるのだ。
人間は与えられた言語を工夫して使うことで、人生は豊かになるのである。

言葉を少し変えるだけで、与える印象は大きく変わる。

違う言葉を使っても、全く同じ意味として相手に伝わるのが、日本語である。
だからこそ、少しの工夫で良くも悪くもなる難しい言語だ。
例えば、あなたが銀行で契約をしに行くとしよう。
あなたは銀行契約の当日、印鑑を忘れてしまったとする。
その際に相手の銀行マンが何と答えるかによってその人が普段、”言葉を工夫して使っているか否か”が、ハッキリと分かるのだ。
その銀行マンが、「印鑑がなければ、ご契約出来ません」と言ったら、言葉を意識していない人だ。
もし、「印鑑さえあれば、ご契約出来ます!」と言ったならば、言葉を意識した上で”工夫した人”である。
「~がなければ、~できない」と「~があれば、~できる」この2つで言っていることは実は全く一緒なのだ。
言っている内容は同じでも、相手に与える印象は”天と地の差”がある。
前者は相手に絶望を与え、後者は相手に希望を与える。
あなたも、同じ内容でも希望を与える言葉を使って頂きたい。
工夫して使い分けることが出来たのならば、仕事もプライベートも充実するはずだ。
希望ある言葉選びをしよう。

PS:言葉の使い方が、人生を決める

ありがとうも、すいませんも、同じ意味なのに、言葉選びで与える印象が変わる。
同じ事実を伝えているにも関わらず、言葉の語尾で希望を与える言い方にもなる。
私は20代はこっぴどく”言葉の大切さ”を叩きこまれてきた。
厳しい経営者の方に、「秀吉君のその言い方、何かイヤだなぁ~」や「その言い回し方、何かイライラするなぁ~」と、ストレートに言われ続けてきた。
冒頭の「すいませんより、ありがとう!」これも、その経営者の方に指摘された一部である。
これだけ言葉に対して厳しいということは、それだけ経営者の方々は言葉を大切にしていることだと、いつも再認識させられるのである。
今では自信を持って言える。
「言葉を制する者は、人生を制する」と。
これからあなたと周囲を笑顔で包む人生を共に歩んでいきたい。
追伸
私の全てのブログの記載事項は、実体験の集大成であり、失敗から学んだことばかりである。
少しでも参考になればとても嬉しい。
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